マクガイヤーチャンネル マクガイヤーゼミ第50回 「俺たちも昆活しようぜ!」

敬愛する知の冒険野郎 Dr.マクガイヤーの持ち場をお借りし、楽しくお話しさせて頂きました。 インセクターの称号は収録開始3分前に拝領。 手加減考えずに喋れる場所をもらい、近年になく幸せでした。 後半の80分は下記リンクから。 http://ch.nicovideo.jp/…

恐怖速報

ここのところ生き物の調査つづきで岩手に青森に秋田に新潟と海山を飛び歩き、インターネット環境そのものが無い所にいると更新もままならない。 そうしていると、昨晩。 福島のある人から電話で 「 わかっているでしょうね 」 と問われる。 わからんね、と言…

夏のマイマイカブリ

訪問・閲覧の履歴から見ると、ここのところ急にマイマイカブリの特定の個体群が興味を集めているようだ。 このあたり、近しい方には藤次郎さんが当方の過去記事などから当該個体群の素性をお伝えしてくれているはずなので、こちらでは何か別に小記事でも と…

アオカナブン他 地元の色型

以前 「 赤いアオカナブン 」 の話をした時に、写真か何かで見たいと言われていたのを思い出したので、前の画像を再掲。 右の通常色 → 左の赤色型。 黄色がかったような個体はたまに見るが、真っ赤っかになるものは少ないと思う。 画像の赤色個体は2007…

ニホンホホビロコメツキモドキ 宮城県

これは9月22日の集まりで持っていた箱のうち、小さな虫が入っていたもの。 展足の終わったミヤマダイコクやヨコヤマヒゲナガあたりを藤次郎さんの新箱に移し変え、空いた隙間をカナブンなどで埋めてある。 当日は、遠くから駆けつけて下さったトモックさ…

蓼食うクワガタ

クルミの若木をかじる複数のヒメオオクワガタを見付けた後、幾頭かをヤナギで確認しながら先日ペアの吸汁を確認したイタドリの群落へ。 「 やっぱりいました。」 と ishiさんが最初に見付けたのがこの♂。 はじめ目に付いた中では最も大きく、大きなイタ…

ヒメオオすきずき

先日はishiさんと二人、台風と正面からやりあうという暴挙に。 霧と風雨をなんのと押し返して見付けたのが、イタドリから吸汁するヒメオオクワガタのペアだった。 その後に同ルートを辿った藤次郎さんは 「 ヒメオオ少なかったし、道酷くて心細かったし……

虎杖齧り

台風が来ているが、大丈夫。 ishiさんとヒメオオクワガタを見に行ってきた。 8:00頃はかなりの濃霧で、見通し10m以下という事もあった。 それでも低いヤナギについたものはさすがに目に付き、この個体は二人同時に発見。 大きなメスで、周りに少…

焦げバッタ

ちょっと前の事。 ヒメオオクワガタを探しているishiさんの脇で、私は何か変わった虫でもついていないかと足元の草を眺めていた。 すると道脇に倒れ掛かったススキとササの根元から、何か黒い虫が登っている。 小さなアカアシクワガタでも出て来たのか …

リレーする王冠

今でこそ、宮城県でも数少ないながら大きなミヤマクワガタが見られる事がわかってきたが、以前は70~71mmくらいが地元の限界サイズだろう くらいに言われていた。 だからこそ、2005年の夏終盤に 72.5mmのミヤマクワガタが採れたと聞いた時には、…

赤くて赤いエゾゼミ

ishiさんと高標高地へヒメオオクワガタを見に行って来た。 昨季のように藤次郎さんと三人の目で探そうと前日まで考えていたのだけれど、残念ながら来られないとの事。 ishiさんと二人でデカいヒメオオを当てて藤次郎さんを驚かせよう などと言ってい…

振り向く夏

(前の記事から) 複数のノコギリクワガタの姿を認めて近付いた一本のヤナギの木。 その裏に回り込むと、ずっと高い位置のオーバーハングに一目で大きいとわかるミヤマクワガタがついていた。 二頭映るノコギリクワガタのうち一頭目は、幹にいる一回り大きな二…

夏の尾

夕方の用事が午前中からに前倒しとなって山に出られず、そんな日に限って快晴で気温も高い。 翌日からは4~5℃も急に涼しくなって25℃ほどに という予報を見ているので悔しいのである。 台風によるフェーン現象の影響で一時的に暑くなる事などは9月以降に…

ミヤマクワガタ♀大小 ♂内歯減

藤次郎さんがミヤマクワガタの記事を集めているので、トラックバック用に小さな記事を一つ。 いずれも宮城県内で採集された個体。 メスは大小目立ったサイズのもの。 上段左は Omisoさん採集の特大メスで、サイズは46mmちょっと。 縦も良い数字だが、…

星二つ

少し前に預かった虫の展脚がいくらか進んだ というような話を藤次郎さんとの電話でしていて、アカエゾゼミの話題に。 昼にブナの森で探すと高い所にとまっていて手が出せず、ギリギリビーンという声を聞くだけで… というような事を話すと、藤次郎さんは 「 …

高地限定ムグリ

一つ前、アオカミキリの記事と一緒に載せても良かったのだけど 「 カナブン・ハナムグリ 」 の枠がせっかく独立しているので。 これは昨年の高標高地で見たミヤマオオハナムグリで、ishiさん、ひささん、藤次郎さんと同行した時のもの。 今回ishiさ…

青空 青髪切

久し振りの晴天で、これで梅雨明けか などと言われた日。 ishiさんとヒメオオクワガタを見にちょっと高い所へ。 連日の大雨で荒れ、倒木落石で塞がり掛けた道。 悪路に慣れたishiさんでなければ早々に引き返す所だ。 確認できたヒメオオクワガタは …

禍福 当たり年

見た瞬間から、デカいのはわかっていた。 先のスズメバチにやられた話でも少し触れた通り、同じ日に大きなミヤマクワガタを見付けて来た。 吹っ切れた人間は、刺されてもタダでは起きない 大きいとは言っても72mmに合わせたノギスにアゴ先がちょっと余るく…

沼と毒薬

久し振りにやられた。 例によってスズメバチである。 ヤナギを揺らそうと幹を叩いたら、巻いていたツタの下に隠れていた個体に右手の甲と手首近くの二箇所をほとんど間をおかずに刺された。 「 これはちょっとマズい 」 と思ってその木から離れるまでに顔の…

昼飲みクワガタ

最近はいつ山に行っても雨続き。 それでいて虫たちは樹液に来てくれているので、ありがたい。 よく聞くと、雨音とオオスズメバチの羽音が入っている。 この日の探索予定を変更、前から見ていた場所を敢えてスルーし雨の中を奥へ奥へと進んでみると、やはり人…

俺たち全天候型

雨だから虫なんかいないだろう と思えれば、それを自分への言い訳として雨の日はめでたくお休み出来る。 雨の日でもクワガタがいる という実態とその場所を知ってしまうと、どうあろうとも行かなければならなくなるから厄介だ。 知らない方が良い事もある。 …

供するガンダーラ

7月に入り、各地の名だたる採集家からオオクワガタ飛来の報せが相次ぐ。 これは我らが ひさ@くわがた氏 が黙っていないだろう と思っていると、やはり7月5日~6日の連戦で大歯飛来を狙うと言う。 その連戦二日目に ひささんが誘って下さったので、藤次…

シーズン駆け込み

最近はどうも、狙った虫が姿を現さない という事が多いような気がしている。 季節の進み方が妙な今年のことだから と考え、自分のツキのなさが原因とは思わないようにしているのだが…。 この日も藤次郎さんを無理に付き合わせながらも、目当ての虫は見られず…

小さい 青い

6月下旬。 ishiさんが(けっこう無理して)山形へ連れて行って下さるというので、藤次郎さんと共に素早く後へ従った。 今回の目当てはコルリクワガタ。 現地でグイグイ標高を上げ、若いブナを見回して青い姿を探す。 いない。 開きかけたブナの新芽をか…

コクワガタ ご町内相場

暑い日がやたらと暑かったために印象がそちらに引きずられているけれど、春からの気温を平均して見ると結構涼しい。 それにつれて生き物の出方も遅れているようで、仙台だと例年6月半ばくらいに増えてくるクワガタもいまだ勢いがつかないようだ。 ひささん…

金の魚 銀の魚

藤次郎さんと出掛けて、その帰りの話。 この人は山菜や渓流魚にクワガタ とそれぞれの優良ポイントをキープしている。 少し前には見渡す限りタラノメばかりという山からの採れたてを、天ぷらにしてドッサリ積んで食べたら死ぬほどうまかった などと言うので…

スプRING

3月のインフルエンザで死ぬ思いをしただけに、風邪の類とはしばらく縁が切れるだろう とタカを括っていたのがいけなかったのかも知れない。 よくA型B型などとニュースで聞いたりするけれど、同じインフルエンザでも型違いだと連続してもらうケースもあって…

それぞれのヒメギフチョウ

仙台近郊のヒメギフチョウ。 年毎に個体数の減りつつあった場所だが、今年は特に少ない。 やはり狭い発生域に対しての採集圧が効いているようだ。 ヒメギフチョウは黄と黒の縞模様の差で一頭ごとの判別が容易なので、例年個体識別をしながら見ている。 ここ…

春待ち 蝶待ち

寒かった仙台にも 春が来てしまった。 今年もヒメギフチョウが飛び始めた。 三月の前半には暖かい日が続いたが、四月が近くなると急に冷えたり嵐が来たり。 仙台のヒメギフチョウは、今年どの場所でも発生が遅れたか、出ていてもろくに飛べないで腹を空かせ…

おやつ吸引力

おやつの時間である。 前記事の続き、八木山動物園のアフリカゾウ。 午後になると 「 おやつの時間 」 として、来園者がゾウのメアリーにリンゴやニンジンをあげる事が出来る。 この時はたまたま近くにいたので、おやつ係希望の列へ並んでみた。 お母さんと…