アオカナブン他 地元の色型
以前 「 赤いアオカナブン 」 の話をした時に、写真か何かで見たいと言われていたのを思い出したので、前の画像を再掲。
右の通常色 → 左の赤色型。
黄色がかったような個体はたまに見るが、真っ赤っかになるものは少ないと思う。
画像の赤色個体は2007年に74mmのミヤマクワガタと同じ場所で採れたもので、ヤナギの樹液に斜めに頭を突っ込んでいた。
見つけた瞬間は 「どうしてヤナギの幹にツバキのつぼみがついているんだろう?」 と混乱した事を覚えている。
一個体にグラデーションが現れる事もある。
これは2009年に見た個体。
自分しか知らないうちに、ポイントごとこの木が消滅してしまったのが残念。
これも前に載せたオオムラサキで、向かいにいるカナブンが赤い。
オオムラサキが逃げないようにとばかり気遣っていたのと暗いのとで、撮った時にはカナブンの色は見ていなかった。
2009年くらい、ここらでは赤いカナブンはそこそこの数が見られたのだが、最近は普通の色ばかり見掛ける。
年によって出現頻度がそう変わるとも思えないけれど…。
2011年、マイマイカブリとカブトムシのペアが来ている木に、緑色の甲虫も一緒についていた。
いかにも アオカナブンでござい という顔をして樹液を吸っていたが、どう見ても色味が違う。
よくよく見ると、これはアオカナブンではなく緑色型のカナブンだった。
左がそのカナブン、右は同じ場所にいたアオカナブン。
色だけ見ても、並ぶとずいぶん違う。
裏側。
右がカナブン緑色型。
腹面でも橙色の見えるアオカナブンに対し、カナブンの緑色型では青味がかっている。
仙台あたりで自分が見たカナブンの色変わりに限ると、同程度の緑色型が数頭と他は赤色ばかりというところ。
他県で見られるような青や紫の個体もいつか地元で見られるだろうと毎夏地道にカナブン攫いしている。
いつか が いつになるやら。
画像は全て宮城県産の個体