掘削どうぶつ

 
 
 
 ちょっと北に出掛けて掘って来た。
 今回は一本の材から続々と…
 
 
 
 
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 などとやろうと思ったが、あまりにマイマイカブリ続きになってしまうので、少し他の顔を。
 
 
 
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 誰でしょう。
 顔に少し砂が付いている。
 
 
 
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 これは八木山動物園で飼育されているもの。
 
 草原性の動物なので、立ち上がれると視界確保のために有利。
 この立ち姿が人気を呼ぶ。
 後足で立ち上がり、餌を前足で扱う姿が可愛い。
 
 
 
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 こうして見ると耳無しウサギといった感じ。
 平地に穴を掘って住む点で似ているがちょっと縁遠く、ネズミの仲間。
 
 八木山に初めてプレーリードッグが来た時は、上の開いた土管のような所に入れておいたら全頭脱走したと言う。
 脚の裏が吸盤構造になっており、平面に張り付くようにして登れるらしい。
 最後に回収された一頭は、近所の家からの 「玄関前に変な動物がいる。」 との通報で発見されたそうだ。
 
 確かに、知らない人が見たら何の動物ともつかない風貌だ。
 
 
 
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 後ろ足で顔を掻く。
 丸っこい。
 
 アメリカでは牧場の敷地に穴を開けるので害獣として扱われる事が多いと言う。
 毒餌を撒かれたり、大出力の吸引機で強引に穴から吸い出され、手足が折れてしまうものもいるそうだ。
 
 
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 アメリカで邪魔にされているプレッ子を引き取って、マイマイカブリ採掘を仕込もうか。
 材も崖も寒くて硬くなるこれからの時期、この強力な爪の掘削力は心強いだろう。
 
 かわいい掘削技師を、野菜払いで。
 
 
 
 
                                    2011年 10月  仙台市 八木山動物園。