ミヤマカラスアゲハ 遠い

ミヤマカラスアゲハ
2010/5/13(木) 午前 7:19
 
 
 仙台の天気は冴えない。
 
 今日など最高で13℃と言う予報。
 これは4月初頭の気温より低く、ヒメギフチョウだって14~15℃なければ飛んでくれないのだ。
 
 5月9日の太白山で撮っておいたものから。
 
 春の遅さから相変わらずキアゲハとナミアゲハが多かったが、午後三時前から少しずつ黒いアゲハチョウの姿が山頂をよぎり始める。
 
 
 
 
イメージ 1

 
 
 ただし、高い梢上を滑るように飛んでいて、ほとんど降りて来る事がない。
 キアゲハ同様、胴体には白い花粉が付いている。
 吸蜜源の木が判れば、山頂で望遠を振り回さずに、麓の花に来る所を観察出来るかも知れない。
 
 
 
 
 
イメージ 2
 
 
 陽の当たり方もあるが、この個体などは前翅の白い帯が幅広い。
 トカラのカラスアゲハのように、中室に達しているかも。
 
 例年このくらいの時期になると木の葉が伸びて影を作り、ミヤマカラスアゲハの飛翔ルートが深く、より地上近くを飛ぶようになるのだが…。
 今年はあと10日ほど過ぎないと、山頂での勝負は難しそうだ。
 
 
 
 
 
 
イメージ 3
 
 
 ここのミヤマカラスアゲハには、後ろ羽根の外縁に並んだ三日月型の紋が大きくて鮮やかな個体が多いようだ。
 表側でも真っ赤なものと、青や緑に置き換わるものがいるが、いずれも素晴らしい。
 
 同じ仙台のミヤマカラスアゲハでも、泉ヶ岳などで見るものは全体に寝ぼけたような柄をしており、幾らか地域差があるように思う。
 
 
 
 
イメージ 4

 
 
 ツツジの花に降りて来た、と思って寄って見ると、これはただのカラスアゲハ。
 別に悪いチョウではないが、目的の種類ではない。
 
 カラスアゲハは低く木々の間を縫って飛び、樹上にまとわるようなミヤマカラスアゲハとは性格からして全くの別種だと思わされる。
 
 
 
 
イメージ 5

 
 
 前と同じ物の使い回しになるが、2008年4月29日に太白山で採れた個体。
 
 羽根の模様、輝く帯の広さは表と裏で対応している。
 上記の画像の個体について、帯の広さがどうこうと騒いでいるのはそのせい。
 下から見上げた時に裏面の白い帯が広ければ、表面に現れる金属光沢の美しさが保障されるという訳だ。
 
 何か宇宙的で、一頭ごとに異なるこの模様。 
 この鮮やかな表の色を飛んでいる時に撮りたいのだけど、季節の巡りが奇妙な今年は、ちょっと難しいかも知れない。
 
 中学生の頃から、毎年この時期になると気がかりで仕方が無い。
 ものぐさな自分を、尖った山の山頂に這い上がらせる魅力。
 
 
 毎度毎度、虫好きでも山好きでもない人を付き合わせて本当に申し訳無いと思っているが、山頂に立って蝶影を目にした瞬間に私は全てを忘れてしまい、我に返るのは6月くらい。
 するとクワガタが出てくる…。
 
 
 
                                    2010年5月9日 仙台市太白区 太白山
                                    標本は 2008年4月29日 同じ太白山での採集品。
  
 
 
 旧ブログより↓
 
見れば見るほど、自然は、なんて美しいのだろう♪と感心
します。
自然が作り上げたものに、かなう美はないですね。ポチ☆
我が家にも、毎年来てくれ、とても楽しみにしています。
。。。。でも・・・私、蝶のリンプン?には、弱くって@@!
ポン地方は、昨日今日と、霜注意報が出ています。
まったく。。。天候は、いつになったら、安定するのでしょうか?
2010/5/13(木) 午後 5:29 ポン母
 
 
こんばんはWeaPonShouaさんおおとるはじめましてみっこばばです仙台ですか都やうちは徳島の田舎ちおります…青い空自然動物観ると癒されます蝶々ひっしで飛んでいる姿がかわいいわぁ阿波弁…土佐弁…広島弁でいいかげんな話しかできませんが(-.-;)これからよろしくお願いしますm(_ _)m
2010/5/13(木) 午後 11:16[ みっこさん ]
 
 
こんばんは^^
飛翔中の翅の青さを撮るためには…。
太白山頂に高さ15mくらいの展望櫓を造ると良いかもしれません(笑)
なかなか蝶を上からって見れないんですよね、飛んでるときは…。
今日は結局午後からサイカチでテレコン1.4x装備で試し撮りしてました^^
120-400mmはMFになりますが、手持ちで行けます(重いけど…)
2010/5/13(木) 午後 11:45 gibachinamazu
 
 
ポンさんのお母様、お早うございます。
仙台は今日も13℃だそうですよ。
ネコも人も、どうしたら良いのかわかりません。
撮り甲斐あるアゲハチョウの類が、どんどん出てくるような陽気を希望してるんですけどねえ。
鱗粉も、ガだとホールドが甘くて、電気の傘にぶつかるだけでもパッと散ったりしますが、チョウの鱗粉は無理やりこすったりしない限りは飛び散らないもんです。
まあ、イメージってのがありますからねえ…。
2010/5/14(金) 午前 5:46 weaponshouwa
 
 
みっこ様、お早うございます。
徳島は季節の進みも早いでしょうね。
こっちじゃ桜の花びら落ちてますから…。
仙台も街は街ですが、山との境界で落差が大きいというか、どっち向きに移動してもすぐに山に着くので、私のような人間には良い所です。
これで気温が上がれば、こちらでも生き物の数が増すでしょうから、たまに覗いて見て下さい。
よろしくお願い致します。
2010/5/14(金) 午前 5:57 weaponshouwa
 
 
義蜂さん、お早うございます。
そうなんです。
登るに向いた樹は飛翔ルートから遠いし、目の前が葉で遮られてしまうし。
方向転換の瞬間に当たれば表も見えそうですが、出始めって高い滑空ばかりで…。
採集ポイントと撮影ポイント、クワガタなら一箇所で済みそうですが、良く飛ぶチョウは山頂より麓の花なのかな。
とりあえず、白い花粉の花を探そう。
400mmにテレコンで、840mm相当?
もう手で持つ数字じゃ無いでしょう…。
肩に担いでスコープ覗けるなら別だけどなあ。
2010/5/14(金) 午前 6:09 weaponshouwa
 
 
見事な飛翔ですね。しかもアップで。ポチ☆です。成程吸蜜源の木にくるのを待っていれば撮れる可能性が高いというわけですね。圭
2010/5/14(金) 午前 11:21[ テラインコグニタ圭 ]