ナミアゲハ 山頂のメス

ナミアゲハ 山頂のメス
2010/5/14(金) 午前 8:59
 
 
 5月9日の仙台、太白山頂。
 
 ミヤマカラスアゲハ狙いで登った所、キアゲハとナミアゲハがビュンビュン飛んでいて参った。
 オスがテリトリーを張って、近くに来た個体にスクランブルを掛け合う。
 
 ヒルトッピングなどと言って、ちょっとした丘や小山の上にはアゲハチョウの類のオスが集まる事が多い。
 
 また同時に、メスは山頂には来ないなどとも言うが、必ずしもそうとは言えないように思う。
 
 少なくともこの太白山では、一日山頂に張っていると何度かメスの姿を見かける事がある。
 オスだって、ただケンカをしに高い所に登って来る訳ではあるまい。
 メスが来るから、オスがそれを待っているのだ。
 オスに捕まらずに飛んでいるメスが、人の目に触れる機会が少ないだけの話だろう。
 
 
 
 
 
イメージ 1
 
 
 これは山頂に来たナミアゲハのメス。
 前羽が薄く透けている。春の個体はこんなものだろうか。
 
 
 
 
 
イメージ 2
 
 
 オスのように高く飛ばない。
 地面近くを緩く飛ぶことが多い。
 
 
 
 
 
イメージ 3
 
 
 やはり目が良いのか、枝や蔓などをうまくかわして飛ぶ。
 頭に枝を刺しながら追う事になる。
 
 
 
 
 
イメージ 4
 
 
 同じ個体を追い掛けて、もとの広い場所へ出た。
 アゲハチョウのオス達も、こうしてメスを追い掛けるのだろう。
 
 しかしチョウには羽根がある。
 こちらは二本の脚で45度の斜面を駆けずる人間の身。
 ふと振り向けばすぐ後ろ、頬に触れるほどの所に肉体的限界が迫っている。
 
 人の名はいらない。
 羽根をくれ。
 
 
 
                                      2010年5月9日  仙台市太白区 太白山。 
 
 
 
 旧ブログより↓
 
アオスジの記事にトラバをありがとうございます^▽^
素敵な写真ですね~v
頭に枝を差しつつ追ったんですか(笑)その心意気、素敵です^▽^(笑)
空を飛べる羽には憧れますが、私は怖がりなので
ある日突然背中に生えてても、落ちるのが怖くて高く飛べないと思います^^;
それを思うとイモムシだったのが当たり前のように空を飛んでいくのが
とても不思議です
これからも色んな生物たちを写真に収めてくださいね^^
標本よりもずっと生き生きしてます^^
2010/5/14(金) 午前 9:38 かとり
 
 
こういう撮り方は、生き生きとして良いですネ!!
そして、何より良いのが抜けている青空ですが、
わたしには真似出来そうにありません。
2010/5/14(金) 午後 1:59 東北の温泉バカ
 
 
なんだか、私自身も、そこにいる感覚にとらわれました。
蝶も、ただ飛んでいるだけではないのですね。。当たり前ですが・・
オスメス。。見分けられるなんて!!!すごいです!!
ひよこのオスメス見分けと同じ位、私には不可能ですもの。ポチ☆
こうして、大空を舞う蝶を見ると、以前、突然のヒョウに羽をやられて、雨上がりのお庭の草の上を、儚げに飛んでいた姿を思い出します。
2010/5/15(土) 午前 0:00 ポン母
 
 
こんばんは
ナミアゲハは、街中でしか見たことがなかったので、とても新鮮ですね。
アゲハでも種類によって力関係があったりしそうですね!
2010/5/15(土) 午前 3:12[ ヒヨドリ ]
 
 
かとりさん、こんばんは。
本家のギフチョウでなくて申し訳無い所ですが、地元のヒメギフが撮れたので寄せて頂きました。
こっちじゃアオスジアゲハは少なくて、子供の頃はずいぶん騒いで追いかけた覚えがあります。
花に来るアオスジアゲハも撮ってみたいんですが、高い樹の花に来る事が多いから厳しいかな…。
この先は少しするとウスバシロチョウ、来月にはクワガタが出るので、お暇な時にでも覗いてみて下さいませ。
よろしくお願い致します。
2010/5/15(土) 午前 3:41 weaponshouwa
 
 
Kenさん、こんばんは。
オスのアゲハチョウは広い範囲を早く飛ぶので、なかなか寄るに寄れませんが、この時はたまたまメスのアゲハが一頭だけウロウロしてたんですよね。
同じ所を繰り返し回っていたので、食草を探していたのかも知れません。
撮り方はおよそ好い加減なもので、距離は固定で1/1000秒、後は日当たり頼み。
ストロボ持ってれば、弱く光らせて1/4000、とかで厳密に羽根が止まるようですが…。
23日以降、ストロボ届いたら練習してみようと思ってます。
2010/5/15(土) 午前 4:13 weaponshouwa
 
 
おはようございます?^^
やっぱり青空が入ってくると気持ちよい画像になりますね^^♪
置きピン、ノーファインダーで追いかけることになるのかな…。
私も体力気力充分の時に試してみようっと^^
でも、くれぐれも転倒&滑落(またはカメラ破損)にお気をつけくださいませ。
貴殿の身にも、¥マークにも、天使の羽が生えないように…。^^;
2010/5/15(土) 午前 4:14 gibachinamazu
 
 
ポンさんのお母様、こんばんは。
人の見た感じに近い雰囲気で撮れるのが、魚眼レンズの良い所ですね。
私はバタバタしながら撮るので、いつも写真が傾いてますが…。
少し慣れると雌雄の区別も優しくなります。
やはりメスは飛び方からして緩く、オスとは目的意識が違うと感じますね。
2010/5/15(土) 午前 4:31 weaponshouwa
 
 
ヒヨドリさん、こんばんは。
街でも見られる種類といっても、やはり山で見る時には表情が違って見えますね。
ご指摘の通り、気の強いキアゲハやナミアゲハが山頂で幅を利かせているのが常です。
15年も前だと、この場所で強かったのはミヤマカラスアゲハだったような気がするんですが、数の差もあるのかなあ。
2010/5/15(土) 午前 4:39 weaponshouwa
 
 
明るくなりましたね…。
義蜂さん、お早うございます。
そうですね。
草っ原でやるならまだしも、あの山でやると頭を割りかねないんだよな…。
太陽を真横~斜め後ろにして、距離は25cm固定とかで。
対角180度の画角を 「なんとなく」 想像しながら覗かずに切る事が多いですね。
魚眼だと、チョウを見て追うというよりは、レンズとチョウをお見合いさせるような感覚で行くと良い気がしてます。
眼というより、景色を齧り撮る大きな口なんだよなあ。
次の日曜あたりからストロボを使えるんですが、魚眼で寄ったら光が当たらないんじゃないかな。
オリンパスのツインフラッシュブラケットなんか、凄く良いと思うんだけど、あれにスピードライト2灯足して~とかやってられないよな。
側頭に懐中電灯2灯しばって撮るしかないのか…。
2010/5/15(土) 午前 4:57 weaponshouwa