悪役の努力

 
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 ヘビとかカマキリというと捕食者。
 
 テレビの動物番組などでは、雛鳥やチョウチョを食べているシーンだけを切り取る事が多く、傍若無人なイメージが強い。
 しかしながら、野外で見る実物は見事に周囲の環境に溶け込み、どちらかと言えば静かな暗殺者に近い風情である。
 
 カマキリの茶緑ツートンも、ヤマカガシの赤黒黄三色も、それだけ見れば非常に鮮明な色使い。
 その色味が、どうしてこれほど周囲にマッチしてしまうのか。
 
 やはり彼らは 「自分を知っている」 のだろうと考えざる得ない。
 人間とは違う意味で、生まれ付き自分の姿が溶け込むロケーションを知っている。
 
 いずれも2008年、いつものヤナギ林で見たものである。
 
                                     2009年4月24日