極太ミヤマクワガタ

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 綺麗な個体が網に入って…などと書くつもりで出掛けたヒメギフチョウ採集が空振ってしまった。
 かわりに、標本箱のクワガタでも拾ってみる。
 画像のミヤマクワガタは、2007年6月20日に、北海道の夕張で採集された個体を譲って頂いた物。
 これより大きい75ミリ程の個体も後から採れたと言うから怖い。
 何が怖いって、この個体は74ミリ程だが、譲ってくれたその方は「72ミリはあるかなー」くらいに言っていたのだ。
 75ミリが75ミリで済んでいない可能性は高い…。
 
 この個体、縦のサイズもなかなかだが、顎が非常に太い。
 隣の個体も70ミリを越えているが、やはり並ぶと細い。
 また、前脚の脛も幅広く、内側に向けて力強くカーブしている。
 生きている時に、好奇心から自分の指をかじらせてみたが、痛かった。一度でやめた。
 一般にミヤマクワガタというと「格好良いけどケンカ弱い」みたいなイメージで通っているようだ。
 しかし、80ミリもあるカブトムシの胸部を噛み潰してしまうような、獰猛な大型個体も確かに存在する。
 ミヤマクワガタ本来のフォームとは、容貌魁偉な狂王のようなものではないだろうか。
 時代と共に山が変わり、一年一化のカブトムシが優先種として幅を利かせる現在では、身の丈を縮めたアイドル風が増えるのもやむを得ず、という所なのかも知れない。
 品性に欠ける甲虫王者など、子供でも認めるまいが。
 
 
                                    2009年 4月20日
 
 コメント(9)
履歴からきました(^-^)訪問ありがとうございます♪
標本用のクワガタもあるんですね。
2009/4/21(火) 午後 3:12[ 川反げんき ]
 コメントありがとうございます。
 同じ種類の虫の中でも、形やサイズが特徴的な物は標本として残しています。
 このミヤマクワガタのサイズにも、おおよその相場がありますが…。
 私が必死の思いで地元から出したサイズが、前に載せた74ミリくらい。
 北海道の方が「まあ大きい方だねー」と送ってくれたこの画像のミヤマも74ミリほど。
 土地ごとのハンデが欲しかったりしますが、やはり自分で採ったものにはサイズ以上の重みを感じてしまいます。
2009/4/21(火) 午後 6:08
初めまして♪
ひろ1号です♪
ミヤマ・・良いですね~♪
フジ型とエゾ型がありますけど・・
エゾ型は太くて大きいですよね~♪
うちは香川なんですが・・貧弱で細長いです(笑)
2009/4/22(水) 午前 8:22[ ひろ1号 ]
はじめまして^^
私は、英彦山のほうで、ミヤマ採取しました^^
長生きしないんで、さびしいけど、見つけたときはテンションあがりまくりでしたー^^
2009/4/22(水) 午前 11:02 マキ
初コメです♪こんばんは。
巨大ミヤマは憧れですね~。
野山で「これは巨大だ!」という個体に久しく出会っていません。
今年こそ…!(でも「待つだけ戦法」なんですけどね^^;)
2009/4/22(水) 午後 8:36 gibachinamazu
 ひろ1号様、コメントありがとうございます。
 四国のミヤマ、大きいのがいるんじゃないかと思っているんですが…。
 徳島県境寄りの讃岐山脈よりは、平野の溜池や用水に沿った若い林の方が、瀬戸内の安定した気候の恩恵を受けて大型化しそうな気がします。
 私も初めは、宮城県じゃ70ミリ行けば良い方かな…ぐらいでしたから、香川なら平野の好ポイントを数ヶ所も抑えれば特大個体を連発出来ると思うんですよね。
 今夏の御成果を願っております。
2009/4/22(水) 午後 11:12 weaponshouwa
 マキ様、コメントありがとうございます。
 英彦山から耶馬溪にかけて、ミヤマ多そうですよね。
 九州のミヤマは関西に較べて山地に多く、山から暑い盆地に持ち帰るとグッタリしてしまって長くもたないという話を聞いたことがあります。
 ただ、デカいんです。
 大分の臼杵で75ミリ超を連発してる方がいたり、鹿児島の稲尾岳で78ミリオーバーの怪物ミヤマが採れていたり。
 仙台の私からすると、うらやましくて仕方ないんですが。
 そういう欲に縁のない人が、デカいの採ったりするんですよね…。
 何か面白い物が採れれば、またご報告させて頂きます。
2009/4/22(水) 午後 11:45 weaponshouwa
 gibachinamazu様、コメントありがとうございます。
 私にとっては、やはり盃さんのイメージです…。
 ここ何年か地元のミヤマを採集しての大まかな印象でしかありませんが、仙台あたりでも75ミリぐらいまでは採れるんじゃないでしょうか。
 あくまで私見ですが、昼間の樹液には案外大きい個体が来ているんですよね。
 対して灯火だと、発生初期に来る大きな個体が、日を追うごとに小さくなって行く感じがします。
 同じ場所で何日間か、数本の樹を対象に周日観察した事があります。
 その時も、ノコもミヤマも大きい個体は明らかに、昼前から15時くらいまでに集中的に活動していました。
 昼に低い樹で採りやすい場所が沢山見付かれば、そこを独占している特大個体を集められそうですが…。
 思うに、そういったポイントが関西には多く、東北では人の目に触れづらいんじゃないか…
 などと穴だらけの採集論を傾ける無作法を、同好、同郷のよしみでお許し下さい(勝手)。
 これからも、どうぞよろしくお願い致します。
2009/4/23(木) 午前 0:49 weaponshouwa
まあヤフーではgibachinamazuで居させてください(笑)
昼のミヤマ、発生初期のミヤマは大型、という印象は強いですね。
私はむしろ発現型が気になるほうです。
でも、大型がよく潜む環境とは…と考えると、コレダ!という根拠はなかなか出てこないですよね。盛夏でもカブトは少なめな環境っていう感覚くらいでしょうか、私は。
75mmかぁ…。クワガタの体長をミリ単位で気にするようになってからは、お目にかかってない大きさです。採りたい…^^;
2009/4/23(木) 午後 10:23 gibachinamazu