カエル 保護色

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 カエルにとって、不可視の天敵であるヘビに対する自衛手段は、相手が入って来られない穴に入るくらい。
慎ましやかなものだ、という話だった。
 
カエルは体色を変化させて周囲の環境に同化する、いわゆる「保護色」も使う。
しかしこの能力も過信禁物で、先のカエルはあの通り、葉の緑色に化けきれなかったのか、ヘビの目を騙せず見事に食べられてしまった。
 
 
画像は昨年7月。金属製の手すりにとまったカエルが、どうにか保護色を働かせて灰色になった所。
目で見て色を似せるのではなく、その場所の感触、匂いなどから間接的に体色をセレクトしているように思える。
滑らかで冷たい手触りから、自然界では石の上にいる確率が高いと見て本能が選んだ灰色なのだろうが、鏡面の手すり上では完全に目立っている。
 
 
もう一匹の緑色はシュレーゲルアオガエル
2007年9月の風が強い日。林を出て停めてあった車まで戻ってきたら、上の木が風で揺れて車の天井に落ちてきた。
悟ったような表情が車体に映り込んでいて、かわいい。


2009年 4月20日