白い花 タンポポ

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 これも昨年春の話。
 08年5月6日、太白山へミヤマカラスアゲハを採りに行った帰り。
 画像の通り、少ないながら綺麗な個体が網に入ったので、早めに下山してしまった。
 東北自動車道の手前に差し掛かった所で、道の左手にタンポポが咲いている。
 デカいタンポポ揃いの黄色い群落から外れた位置に、白い花が一輪。
 マーガレットみたいな栽培種が咲いているのかと思えば、これが子供の頃に図鑑で見たシロバナタンポポであった。
 よく見るセイヨウタンポポに較べると、花が薄くて小振り。ただし一枚毎の花弁の形は、確かにタンポポ的。
 南の方に多産するというし、自分で見るのは初めてだったので、たまたま東北自動車道を南から走って来たトラックにでも種が付いて来て咲いたのかと考えた。
 翌週、綿毛の種が出来たら庭にでも蒔いてみようと同じ場所を訪れると、黄色い群落ごと全ての花が綿毛に変わって区別が付かない。
 諦めた。
 これが去年の話である。
 今年になって同じ仙台の方が教えて下さるには、少ないながらも昔から仙台の中南部シロバナタンポポを見た事があったという。
 今年も探して見るつもりだが、何年か待てば分布が北上するかも知れない。あと数キロメートルも綿毛が飛んでくれれば、自宅がある泉区に白いタンポポが咲く。
 もっとも、風が北に吹くとは限らないのだが。
 
 
                                       2009年4月19日
 
 
 旧ブログより↓
 
 コメント(2)
はじめまして初訪問ではないですが、(こそ見してごめんなさい)
初コメさせてもらいます。アゲハ黒ベースですがきれいですね独特の紋も入ってなぜ蝶はサイズほぼ同じくらいなんですか?クワガタは短歯長歯があるのに?
2009/4/19(日) 午後 5:03 誠道
 
 ご覧頂きありがとうございます。
 主なクワガタが最大、最小個体で二倍以上の体長差幅を持つのに対し、チョウのサイズは割に安定しているようです。
 体のサイズは幼虫時代の餌の量でおおよそ決まるので、一年から二年と幼虫期間に差が付くクワガタに対し、孵化からひと月程で蛹化するチョウはサイズの差が付きづらいのではないでしょうか。
 その代わり(?)多くのチョウには季節型があります。
 前年秋に蛹になって春に出るものは小さく、斑紋は色鮮やか。
 その春型から生まれ、夏までに新しい葉を食べて育った夏型は、大きくて斑紋ははっきりしない、という傾向があります。
 ただ、遅生まれで冬近くに乏しい葉を食べ慌てて蛹になったものか、春型には極端に小さい個体が居り、黒いモンシロチョウみたいなカラスアゲハを見た事があります。
2009/4/19(日) 午後 7:52 weaponshouwa