ミヤマクワガタ続々

ミヤマクワガタ続々
2011/7/3(日) 午前 0:09
 
   
 今週はやたらに暑い日があり、また適度に雨が降った事もあってかミヤマクワガタの発生が急に進んだようだ。
 
 
 
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 コナラの山にミヤマクワガタを探しに入ると、方々の樹に毛深い姿が。
 
  
 
 
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 蛹室から出たばかりで泥付き といった感じの個体が多い。
 
 もとから幹に開いた洞と、カミキリムシの脱出孔からと両方から樹液が出始めており、思い思いの席をミヤマが占めている。
 
 
 
 
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 この山にはノコギリクワガタはほとんどおらず、全くの低地なのでアカアシも皆無。
 わずかなコクワ、スジクワガタの他は本当にミヤマクワガタしか見ない。
 
 ミヤマクワガタの良ポイントは高標高地に多いという話をよく聞くが、仙台辺りに限って言えば嘘だと思う。
 本種が沢山樹液に来ていたり、70mmオーバーの大型個体が見られたポイントは、少なくともこれまで私が見た範囲に於いて、そのほとんどが低地。
 それも深い森ではなく、頻繁に人の手が入るような場所だったり、町の中だったりする。
 
 そもそもライトトラップと樹液採集を分けず、単に「ミヤマ採集」としてしまう所から生じた誤解が口伝えに広まり、今日まで妄信されてきたと言わざる得ないように思う。
 
 
 
 
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 こうしたかわいい個体も樹についている。
 
 一年物、というか遅生まれの半年物と言った所だろうか。
 小型個体も、生きて樹液に来ている姿はそれなりに美しい。

 

 
                                              2011年 6月29日   宮城県。 
 
 
 旧ブログより↓
 
ここに来て一気にミヤマの発生が進んだようですね~
ミヤマの大型は基本型かフジ型が多いように思いますが、やはり幼虫が大きくなるには、高温条件が必要なのでしょうかねぇ^^
2011/7/3(日) 午前 0:57 ハル
 
 
宮城では高標高って言われる所まで行くとミヤマは小さくなるし^^;
深山っていう印象は無いですよね。海抜0mから居るし。
大型狙いなら里だなぁ…。でも里って基本的に灯火できないんですよね。
住民なんかに迷惑だから。(怪しまれるというのもあるけれどι)
2011/7/3(日) 午前 2:39 gibachinamazu
 
 
やはり樹液採集が良いですよね。
いつかは樹液で採集したいですね。
2011/7/3(日) 午前 4:21 ひさ@くわがた
 
 
自分もミヤマを探しに今日あたり行ってみます♪
香川ですけど・・・(笑)
2011/7/3(日) 午前 8:14[ ひろ1号 ]
 
 
ミヤマ、立派ですね!
小型の固体は餌場から追いやられそうな気がしますが、虫の数以上に
樹液のポイントがいっぱいあるのでしょうか。
たまに子供と虫取りにうろついてみますが、なかなか樹液の出た木を
見つけられません・・。
2011/7/4(月) 午前 7:15[ しんさん ]
 
 
ハルさん、こんばんは。
やはり冬の間に食い続けられるだけの温度が確保されている事は、大型化に欠かせない要素みたいですね。
年間通して暖かい所だと、図体が大きく型は基本~フジ寄りで。
夏~秋が涼しくてメリハリの効いた気候だと、本州でも大きなエゾ型が出るようです。
地元で採った74mmにしても、また広島で出た78.3mmもエゾ型だったし、強烈に湾曲した荒れアゴを持つ本州の特大エゾ型というのも魅力的ですよね。
2011/7/5(火) 午前 2:03 weaponshouwa
 
 
義蜂さん、こんばんは。
どうも高い所じゃ数は採れるけど小さくなるようですね。
もちろん高い所でも数を採れば大きいものが入る事はあるでしょうけど、低地の樹液と較べてアベレージからして目に見えて小さく感じます。
ただ低地の超優良ポイントでライトを焚けばたくさんミヤマ来るだろうと思って発電しても、それほど飛んで来ないみたいで。
発生初期に集中的にやった訳でないから何とも言えませんが、餌場に不足しない所では飛翔頻度も少ないのかも知れません。
2011/7/5(火) 午前 2:12 weaponshouwa
 
 
ひささん、こんばんは。
採集に限って言えば大きい個体が数多く採れればライトでも構わないと思ったりするんですが、灯火で写真となると白幕や路面を背景にしたカットに偏りがちなんですよね。
虫本来の生態を見ようと思うと、やはり昼間の樹液に通う事になってしまいます。
もちろん、平均サイズアップも魅力です…。
2011/7/5(火) 午前 2:20 weaponshouwa
 
 
ひろ1号さん、こんばんは。
四国のミヤマもちょいちょい売りに出たりするみたいですね。
この目で超大型を確認したわけではありませんが、70mmを超えてくる個体もきちんといるようです。
黒潮の影響で暖かい事だし、中部あたりと同じようなデカいミヤマが四国には潜在しているんじゃないかと思えて仕方無いんですよねえ…。
2011/7/5(火) 午前 2:29 weaponshouwa
 
 
しんさん、こんばんは。
まだ樹液でベタベタという感じの木は少ないんですが、羽化したてのオスたちが染み出し始めの樹液にがっついて栄養を摂っている感じですね。
まだ木ごとの樹液量にそれほど差が無いので、小さいものも大きいものも適当な席についている段階で。
良い木を大型個体が占領し始めるのが、本格的な発生の目安だと思います。
山を切り開いた新しい住宅地などだと、残した山沿いの公園にクヌギを植樹してたりしますが、これが一定の年数を経ると一斉に樹液を出し始めて周りの山からミヤマを寄せたりしているのを見ます。
山奥よりも、一世代前のニュータウンなんかが密かな穴場だったりするんですよね…。
2011/7/5(火) 午前 2:38 weaponshouwa
 
 
初めまして、福島市カシオペアと申します。
昨年からちょくちょく拝見しております。
仙台も福島も同じ東北で近いこともあり、書かれている内容が驚くほど私の意見と重なっているのでびっくりです。
ただちょっと違うのが、福島ではミヤマは標高200mを超えないとまずいません。
私は夏は大型のミヤマを採ることにすべてをかけています。
今年はまだ最高71mmです。
記事を読むに仙台の方がミヤマの密度がずっと濃そうで、羨ましいです。
採集記事を楽しみにしていますので、でっかいミヤマが採れましたらぜひ載せてください!
私はブログは持っていませんが、ほぼ毎日ビッダーズにこの名前で出品しています。
ちなみに私も猫好きです(笑)。
2011/7/31(日) 午後 1:20[ カシオペア ]
 
 
カシオペアさん、こんばんは。
過去記事のチェック漏れからお返事が遅れてしまい、申し訳ございません。
クワガタと言ったらミヤマですよねえ。
全ての場合においてって事ではないんですが、ミヤマクワガタって意外に近所のちょっとした環境でも出るというか、イメージと違う場所にも多産するというか。
子供の頃に図鑑等から受けた印象だと、深い深い奥山のまた奥にこそ大物が潜んでいるという感じがしていましたが、実際大きなミヤマって道沿いの若くて細い木についていたりするんですよね。
ただ仙台辺りでポイント一つ探そうと思うと、他所よりも苦労するような気はするんですが…。
こちらではまったくの低地でもミヤマがいるんですが、福島だとちょっと高くなるんですね。
やっぱりやませの影響が大きいと言う事でしょうか。
二次発生も来ているようだし、都合付き次第またミヤマか猫かで更新させて頂きたいと考えています。
2011/8/2(火) 午後 11:49 weaponshouwa