真似して…?

真似して…?
2011/5/16(月) 午後 9:49
 
   
 虫が葉の上を歩いていた。
 大きさ8mmほど。
 
 
 
イメージ 1

 
 アリ
 にしては歩調に方向性が無いというか…。
 
 少し歩いては立ち止まる。
 
 
 
 
イメージ 2

 
 何だか少し脚が多いようだ。
 
 クモ
 にしては腰のくびれた優美なスタイルだし。
  
 アリっぽいが、巣に帰りもせず何をうろうろ探しているのか。
 
 
 
 
イメージ 3

 
 いや待て。
 こうして油断した姿はどう見てもクモ。
 
 これはアリグモのメスだ。
 ハエトリグモに近い種類で、アリに擬態していると言われる。
 
 以前は、仲間と勘違いして寄ってきたアリを捉えたり、アリの巣に忍び込んで幼虫などを持ち去るために姿を似せているという説を聞いたが、実際にはこういった場面の観察例は無いらしい。
 現在は、アリに姿を似せる事でアリを嫌がる捕食者などを自分から遠ざけている、という説が有力となっているようだ。
 
 
 
 
イメージ 4

 
 綺麗な眼。
 
 顔を見れば明らかにクモなのだが、体型も素振りもアリそのものなので、そういうものと知らなければ簡単に騙されてしまう。
 
 
 
 
 
イメージ 5

 
 クモは8本。
 アリは6本。
 
 2本余った脚をこうやって顔の前に持ち上げ アリの触角に似せたり。
 驚くべき物真似の完成度。
 
 アリグモにはまだ何か、誰にも知られていない恐ろしい狙いがあるのではないかと思えて仕方が無いのだが…。
 
 
 
                                    2011年5月11日  宮城県黒川郡  大和町。 
 
 
 
 
 旧ブログより↓
 
(´・ω・`)ここまでアリに擬態するからにはメリットがなにかあるに違いないですよね(笑)
2011/5/16(月) 午後 10:30[ ひろ1号 ]
 
 
奇遇にも、僕もこの週末に家でアリグモの幼体を見つけて写真を撮りました^^。
ムネアカアリ?見たいに、頭胸部のうち蟻の胸部に相当する部分が赤く、頭部に相当する部分が黒かったです。
構造上、節がある訳ではない頭胸部に見事に頭部と胸部が具現化されていますよね。
ちょっと指で追い立てても、ハエ取りグモのように跳ばずにちゃんと徒歩で逃げる様子など、蟻になりきっていて感心しました。
擬態ってほんとに面白いですね。
2011/5/16(月) 午後 11:36[ Dobo ]
 
 
ほんと、アリにしか見えないですね~。
しかしあの”眼”がなんともいえません。
確かに何か企んでますよ!
2011/5/16(月) 午後 11:53[ しんさん ]
 
 
マクロレンズを手に入れる前に撮ったことはありましたが…。
4枚目の顔画像がカッコイイ♪中に小人が乗ってる機械のようだ^^
ハエトリグモ系の顔だけ写真集があっても良いくらいにカッコイイと思う(笑)
2011/5/17(火) 午前 0:59 gibachinamazu
 
 
これは面白い虫の面白い写真ですネ!!(ポチ)
2011/5/17(火) 午前 6:19 東北の温泉バカ
 
 
ぎゃーー蜘蛛は嫌い><(涙
2011/5/17(火) 午後 1:42[ アリンコぴっこ ]
 
 
ひろ1号さん、こんにちは。
そうなんですよね。
ただ単に似ている というのでも悪いと言う事は無いんでしょうけど、ここまで似ているんだから何かすごいメリットがありそうなもんだと思うんです。
こうして人の注目を集め 撮られたいから、という事ではないだろうし…。
2011/5/19(木) 午前 10:29 weaponshouwa
 
 
Doboさん、こんにちは。
アリグモがなんとなくクモ離れして見えるのって、やっぱり頭と胸がきちんと分かれているかに見えるからなんでしょうね。
首があるクモ とでも言えば良いのかな…。
幼体の方が綺麗な色をしていますね。
確かに赤黒ツートンのムネアカ的な柄なんですが、あれにしてもどうして幼体と生体モデル違いに見えるような色変わりをするのか。
よくわからないまま放ったらかしにされてるような感じだけど、この虫には何か裏があるんじゃないかなあ。
2011/5/19(木) 午前 10:45 weaponshouwa
 
 
しんさん、こんにちは。
一見アリを含む 頭・胸・腹 脚6本の昆虫的なルックスなんですが…。
それだけに脚が触角に化けている所に気付いたり この異質な眼並びの顔が見えたりすると少し驚きますね。
予備知識があってさえこれですから。
これがアリではなくクモだと最初に気付いた昔の人は、どれほど驚いた事だろうかと思います。
2011/5/19(木) 午前 10:57 weaponshouwa
 
 
義蜂さん、こんにちは。
クモの眼は単眼でツヤツヤですね。
単眼といってもメインの2眼は網膜に結像する高性能レンズらしいので侮れなません。
やはり捕食者だけあります。
日本人ではないんですが、どこか海外でハエトリグモの顔ばかり撮って写真集にした人がいたんじゃなかったかなあ。
赤青黄緑と各種眼の色が違っているのを見て 私もちょっと撮ってみようか、と思った次第です。
2011/5/19(木) 午前 11:29 weaponshouwa
 
 
Kenさん、こんにちは。
山を歩くと割にありふれた種類なんですが、そうと知らないとなかなかクモであると言う事に気付かないんですよね。
せっかく面白い似方をしているのでアリっぽい所を撮ってやろうと思うと、そうした時に限ってダラッとしたクモそのものの油断した姿勢だったりして案外難しいものです。
2011/5/19(木) 午前 11:38 weaponshouwa
 
 
ぴっこさん、こんにちは。
昆虫、特にアリには滅法強い人だというのにアリグモはイケませんでしたか…。
まあ今回これがクモだと知っておいて良かったじゃないですか。
顔を寄せて観察していたアリが、実はクモだと急に気付いて飛び上がるような危険は回避された と思えば…。
旭ヶ丘駅の窓枠を歩いていたのを見た事もあるので、案外気付かずに見ているのかも知れません。
2011/5/19(木) 午前 11:51 weaponshouwa