ノコギリクワガタ 大型近況

ノコギリクワガタ 大型近況
2010/7/8(木) 午後 10:19
 
 
 普段から、クワガタを撮るなら生態写真を、と思っているのだが。
 木に巻いたツタをどけようとしたり、低く出た枝に頭をぶつけたり。
 ちょっとしたショックを伝えてしまうと、バラバラと音を立てて、見えない所にとまっていたクワガタが落下してしまう。
 
 これが木についていれば絵になったろうに、という立派な個体が裏返しになって足元でもがいているのを見下ろす時、私は撮り欲と採り欲の狭間で身悶えする。
 
 
 
イメージ 1
 
 
 この辺のクワガタが、今年ここまで私を身悶えさせた連中。
 細いヤナギの木の先についている事が多いノコギリクワガタは、下手すると近付いただけで落ちてしまうから困ってしまう。
 
 悔しいのでこうして家で撮る。
 やや虚しい。
 
 
 
 
イメージ 2
 
 
 やはり大きな物は好戦的。
 強い物同士、なすべき事を生得している。
 
 
 
 
イメージ 3
 
 
 左が今月4日、右は翌5日の採集。
 
 左は他所でもよく見る標準的な長歯型。
 
 右はというと、今年もやはり出て来た、当地の大型らしい個体。
 頭が縦横に広く、アゴは短くて厚くなる。
 一定以上のサイズになると、ここのノコギリはひたすら太り始める傾向が強いように思う。
 
 地元に限らず、長い事あちこちの大型ノコギリクワガタを見ていると、北海道~本州産を均一の存在として考える事には抵抗を感じるようになる。
 
 BE-KUWAで、土屋さんが近いうちに「本土ノコギリ特集」を組んでくれるようなので、私は密かに期待してしまうのだ。
 
 
 
 
                                           7月4日~5日  宮城県内で採集。 
 
 
 
 旧ブログより↓
 
わたくしなぞは、一個見ているだけで
ワクワクしてしまうのですがネ~!!
2010/7/8(木) 午後 10:24
 
 
長さより、太さにいってしまうのは、自然状態のノコの蛹化時期の温度にあるのではないでしょうか?夏の終わりから秋口にかけて蛹化~羽化して冬は休眠というパターンになるので同一条件で一斉に蛹化するから一定サイズを超えると太さにいってしまうようにおもえるんですが・・・このへんはハルさんが詳しいか・・・。自分の地元では60mmUPはなかなか取れないのでそれだけで凄いと思います。
2010/7/8(木) 午後 10:40 ひろっけ
 
 
こんばんは^^
最近の蒸し暑さでは、新成虫越冬個体は全部出たでしょうね。
カブトの出はどうなんでしょう。まだ鈍ってくれてると良いんですが。
全国のノコ、同条件で累代して異なる傾向の個体が出れば面白そうですね。
と言うか、宮城の中でも野外個体の発現傾向に面白そうなものがあるかも。
地域性って程度でしょうけど。
コクワでやってくれないかな、特集^^;
2010/7/8(木) 午後 11:12
 
 
やはり大きいクワガタはかっこいいですね。
拝見していてもたってもいられず僕も思わずタカサゴノコのポイント(徒歩1分)へ行ってきました。
大きめは増えてきましたが、なかなか5cm越えも難しいですね。
2010/7/8(木) 午後 11:20[ Dobo ]
 
 
凄い大きさですね…。
オオクワ採集した日に採れたノコギリの最大サイズが、60に届きませんでした。(汗)
2010/7/9(金) 午前 0:29 
私もクワガタは同じ形のものが少ないように思っていたのですが、
やはり微妙に個体の違いがあるものだったのですね。
それにしてもこうした研究がなされている事に驚きと、
そして感動を感じます。
2010/7/9(金) 午前 7:43 オールドパッション
 
 
私は落っこちたクワガタを枝に乗せて、ヤラセ画像を撮ったことがあります。
ここで深くお詫びを・・・(^^)へへ!
今日また探しに行ったのに、カブトのメスしかいなかった!どうも先客がいるみたいですわ。
2010/7/9(金) 午後 9:06 えみこちょ
 
 
Kenさん、こんばんは。
目が慣れてしまったんですかねえ。
昔は65mmくらいで文句無かったし、子供の頃は何でも良かったんですが。
今じゃ地元産で70mm超えの、いわば奇跡待ちに入ってますからねえ。
毎年あと一歩くらいの所までは行くんですが。
この一歩を理解するには、百里の半ばを九十九里とする超数学を知らなければならない…
という芥川の声が聞こえます。
2010/7/9(金) 午後 10:04 weaponshouwa
 
 
しっかり、木にしがみついていそうですが、そんなに簡単に落ちてしまいますか・・・?・・・自然以外の力が掛かるから?
それにしても。。。いるのですねぇ。。。。
やはり、見つける!目!ですね。
身長?体長?を測っている、ものさしが、可愛いです。ポチ☆
2010/7/9(金) 午後 10:47 ポン母
 
 
ひろっけさん、こんばんは。
よその個体でも、超大型になると縦の伸びにブレーキがかかり始めるものですが、ここの個体は70mmを待たずに太くなり始めてしまうんですよね。
ライフサイクル的な部分なのか、設計図というかデザイン自体がズレているのか、何か雰囲気が違う気がします。
早い所、綺麗に70mmをオーバーして顔を拝んで見たいものです。
2010/7/9(金) 午後 10:57 weaponshouwa
 
 
義蜂さん、こんばんは。
そういうことなんですよね。
自分で飼育はやらないんですが、多分飼っても他所と違うだろうという予感が…。
同じ県内でも、ほかと全然違う顔をしているし。
数多く集めすぎて、ここの遺伝的リミットギリギリの顔を見ているだけの話とも思えるんですが、それならそれで明確なリミットの差があるって事だし…。
2010/7/9(金) 午後 11:19 weaponshouwa
 
 
Doboさん、こんばんは。
徒歩1分だもんなあ。
特大個体って意外に2・3頭続けて発生したりするので、そろそろタカサゴの5cm級もボロボロッと出てくるんじゃないかな。
ヤエヤマノコとも違って、むしろ本土ノコっぽい不思議な顔してて魅力的です。
大多数はちっこいらしいですけどね。
こっちでもノコにマンゴーくれてやろうかな。
2010/7/10(土) 午前 0:03 weaponshouwa
 
 
ひささん、こんばんは。
良いんですよオオクワガタ採れたらそれだけで…。
大当たりの上に大当たりを望んだりするとバチ当たります。
サイズで言えば、灯火より樹液なのかな。
一度に数を集めようと思ったら、好条件でのライトでしょうけどね。
2010/7/10(土) 午前 0:18 weaponshouwa
 
 
オールドパッションさん、おはようございます。
クワガタって、同種でも大小で型が変わりますよね。
また長い事見ていると、同じようなサイズの個体を較べても、顔の違いが目に付き始めてしまって。
大型個体ほどその特徴が強く現れますが、そうした大きな物は数が少ないので、いつまでも山に通って探す事になってしまいます。
北海道や西日本だとアベレージがデカいんですが、仙台辺りじゃ苦労させられますね…。
2010/7/10(土) 午前 7:20 weaponshouwa
 
 
えみこちょさん、おはようございます。
なんであれほどすぐにポロポロ落ちてくれるのか。
フクロウやカラスなど、鳥の捕食を逃れるための習性なんでしょうけど、写真撮ってから落ちて欲しいですね…。
昨日はこちらでもカブトムシが沢山湧いていました。
メスだけついていたとなると、やっぱり先行者がいるんでしょうね。良いポイントには人も多いもんなあ。
オオムラサキとカナブンの発生が安定しつつあるので、あとはミンミンゼミの登場を待つばかりかな。
2010/7/10(土) 午前 7:52 weaponshouwa
 
 
ポンさんのお母様、おはようございます。
風など、緩やかで長いスパンで木が揺れてもクワガタは落ちないんですよね。
逆にごく軽いものでも、コツンと当たるような衝撃だと、その木についていた連中がバラバラッと一斉に落ちてしまいます。
前足の付け根の毛がセンサーになってるようなんですが…。
間に合わせのケースに放り込んで、二頭同時に大きさを見せられる定規は 「PENCHAN」 しかなかったんです。
去年、今年と、クワガタ測るノギスを山でなくすんですよね。
2010/7/10(土) 午前 8:25 weaponshouwa
 
 
おはようございます。右側のノコ君は迫力が違いますね! ノコの体型は蛹化時期の温度で説明がつきそうですが、遺伝的なものの可能性がありますね。野外で夏の終わりから秋口にかけて蛹化する場合、小型幼虫と比べて大型幼虫は蛹化までにずいぶんと時間を要すると思います。大型幼虫では蛹化のタイミングが遅れがちになり、気温が低くなるころに蛹になるのかもしれません。低温のためポンピングが弱く、アゴの発達が悪くなるのでしょう。ただし、その場合はお尻デッカチになると思われます。画像の個体はお尻デッカチではありませんので、温度よりもむしろ、ある一定サイズを超えてしまうと縦ではなく横に大きくなるという「遺伝的プログラム」に支配されていることが考えられますね^^
2010/7/10(土) 午前 8:39 ハル
 
 
ハルさん、こんばんは。
そうなんですよね。
飼育黎明期のような尻ばかり太った個体であれば、蛹化のずれ込みから気温条件の悪化で、と考えるのが自然なんですが。
同地の個体を長い事見ていると、どうも縦の伸びに不自然なブレーキが掛かっているように思えて仕方がないんですよね。
頭胸部が座布団みたいに広がって、アゴは伸びるより逞しくなります。
右の個体と他所の70mmを較べると、体は右の個体の方が一回り大きいんですよね…。
2010/7/10(土) 午後 9:16 weaponshouwa