サラサヤンマ接近

サラサヤンマ接近
2010/6/24(木) 午前 4:39
 
 
 先日からサラサヤンマの記事を載せているが、それを見た身近な人々からの反応は様々だった。
 
 「ヤンマのように敏感な生物が、なぜ逃げないか」 という話から、
 「死骸を放り投げたんじゃないか」とか、
 「合成でしょう」などという、身も蓋もない事まで。
 
 ネッシーの写真じゃあるまいし、誰が合成などするものか。
 第一そんな事をして、一体何の意味があるというのか理解に苦しむ。
 
 
 実際に飛んでいるヤンマが寄って来る様子を、寄りすぎのNGを含めて簡単に紹介しておこう。
 
 
 
イメージ 1
 
 
 サラサヤンマの飛行ルート上、良い具合の高さに蔓が伸びている所に張り込んでいると、一頭のオスが止まりに来た。
 
 
 
 
イメージ 2

 
 
 何か様子が変だと思ったら、蔓を廻り込んで近付いてくる。
 たたんだ脚を伸ばし始める。
 
 
 
 
イメージ 3

 
 
 ピントはマニュアルで最短の10.5mmに固定しているが、これ以上寄られると顔がピントの手前に来てしまうので、自分で後ずさるしかない。
 
 
 
 
 
イメージ 4

 
 
 こちらが逃げた分だけ、向こうも追いかけてくる。
 後ろが見えない状態で後退するのは恐い。
 
 
 
 
 
イメージ 5
 
 
 画角の広いレンズなので、ある程度の距離があるように見えるが、もうぶつかる寸前。
 顔は最短撮影距離を突き抜けて、ピントは羽根に。
 
 
 
 
 
イメージ 6

 
 
 とうとう飛びかかって来た。
 
 近付くのに苦労するのではなく、後ろに下がりながら距離を調整する事が厄介。
 
 
 
 
イメージ 8
 
 
 こうして度々ヤンマに休憩所扱いされている。
 カメラを振って離れてもらうと、また他の個体がついてくる、の繰り返しだ。
 
 
 
 
イメージ 7
 
 
 そうこうするうち、まずまず距離が合う事もありますよ、という話である。
 
 
 珍しい種類や特大のクワガタの採集記録、面白いカットなどを、逐一疑って掛かる向きがいらっしゃるのには閉口であるが。
 採集とか撮影は、やればやっただけの成果をもたらしてくれるものである。
 
 
 
 
 
イメージ 9
 
 
 よそに文句をつけたって自らの品位を落とすだけ。
 まずは実際に外に出て、自分の足で奥に分け入ってみる事をお勧めしたい。
 
 そんなのは、実際に自然を相手にしている方達は、最初からみんなわかっている事だけど。
 
 
 
                                            すべて 2010年6月22日  宮城県。 
 
 
 旧ブログより↓
 
素晴らしい写真じゃないですか!
僕だったらNGどころか大喜びしますよ。
それにしてもずいぶん人懐っこいトンボなのですね。
2010/6/24(木) 午前 6:58[ Dobo ]
 
 
素晴らしいですね!こちらではサラサヤンマは少ないので、こんな事はなかなか起こりませんが、他のトンボにはよくとまられますね。でもなかなか撮れるものではありませんヨ。ぽち!
ちなみに私の友人は帽子にとまったコシボソヤンマに産卵されそうになったことがあり、「オレ、枯れてるからなぁ。」と言っておりました(^^)
2010/6/24(木) 午前 7:03 えみこちょ
 
 
今日のは、実に面白い連続写真でしたね。
トンボにも飛行ルートがあり、
それも実は、計算の内なんですネ~!!
2010/6/24(木) 午後 4:11 東北の温泉バカ
 
 
こんばんは^^
樹液でオオクワ採った自分にも心当たりのある外野の評論。
一度でも経験すればねぇ、そうなんだよってコトにしかならないんだけど。
捏造論まで展開する前に自ら確かめる行動でもしてもらいたいもんだわ。
私は先日のサラサヤンマらしき個体との出会いは一瞬の通りすがりでよく判りませんけど、
ホバリングの様子から少し鈍い感じだったので、このヤンマの暢気さは肯定的ですね。
ガバッと飛びかかりの画像がお間抜けで面白いです^^
私の以前の実家庭の池から毎年オニヤンマが出ていたんですが、
庭ではいつも人に対して意に介さずユルユル飛んでいた気がします。
2010/6/25(金) 午前 0:00 gibachinamazu
 
 
これは、おもしろい!傑作ですよ!
サラサヤンマは、私も見たこと無いです。きれいなヤンマですよね!
2010/6/25(金) 午前 1:20[ ヒヨドリ ]
 
 
Doboさん、おはようございます。
ここからごく近い場所にもサラサヤンマがいたんですが、開けた場所を占有する個体は、こちらの姿を意識して一定距離を置くんですよね。
暗いと急に懐っこくなるのがかわいいんですが、いまいち要因が知れないし…。
マーキングして性格差でも調べてみようかなあ。
2010/6/25(金) 午前 6:26 weaponshouwa
 
 
えみこちょさん、おはようございます。
その節は御世話になりました。
こうやって寄って撮れたのは、ヤンマの気の良さに尽きますね。
じっとしてると、人間扱いを受けなくなるというか、止まり木にしか見られなくなってしまって。
さすがに卵を託された経験はないなあ。
私も死ぬまでにその境地に達せたらと思いますが、霞でも食わない事には…(笑)
2010/6/25(金) 午前 6:51 weaponshouwa
 
 
Kenさん、さらにおはようございます。
彼らも飛びっ放しでは疲れるのか、巡回ルート上に幾つかの休憩ポイントを設けているようで、気に入った場所には繰り返しとまりに来ていました。
ここで張っていれば蔓につかまる所が撮れる、と思ったらこっちに来ちゃった、と…。
撮らせてもらったお礼に、そのうちT字の止まり木でも作ってやろうかな。
2010/6/25(金) 午前 7:12 weaponshouwa
 
 
義蜂さん、さらにおはようございます。
どこでもそうしたものでしょうけど、楽しめない人ほど 他の人の成果にケチをつけたがる、という傾向があるようで。
他を妬まずに、自分で成果を出してくれれば良いと思うんですが。
興味の本体を見失うようでは、元々の興味の深さも程度が知れるというものだし。
ナチュラルに楽しんでいる人が羨ましいから、邪魔して自分を構ってもらいたがるのかな、とも思うし。
かわいそうだけど、そういう人ほど救いの手を掴めないんですよね。
 
サラサヤンマがつかまりに来る時の、滑稽なのけぞり感って良いですね。
魚眼にネコが寄って来る時の感じと、やや似ているようで。
テレコンで、とも思ったんですが、周辺が削れて魚眼の感じが薄れるし、元の最短まで寄ったからいいやという事にしました。
次はオニヤンマが出るので、撮り方を考えておこうかな。
2010/6/25(金) 午前 8:03 weaponshouwa
 
 
ヒヨドリさん、おはようございます。
「ヤンマ」の強壮なイメージとは遠い、小さくて繊細なトンボですね。
暗くて湿った所を飛ぶんですが、通常あまり積極的に踏み込む環境でもないですからね…。
サラサヤンマの懐っこい性格、有難いと思ってます。
2010/6/25(金) 午前 8:15 weaponshouwa