折れノコ

折れノコ 2009年7月26日
2010/4/4(日) 午前 3:55
 
 
 身近に見られて大きなクワガタ というと、仙台ではノコギリクワガタミヤマクワガタになるだろう。
 
 両種は住む場所の好みが少し違うようで、この山はミヤマが多いとか、こっちの河原にはノコギリばかり落ちてくるとかいう話をよく聞く。
 いつもの水没林ではバランス良く二種が混じるが、少し前から記録を拾っている2009年7月26日はミヤマが多く、目立つノコギリクワガタはこの個体ぐらいだった。
 
 
 
 
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 ここのノコギリクワガタは、一定以上のサイズになるとアゴも体も横幅に取られる。
 というような事を折に触れて述べてきたが、この個体もその傾向が強いようだ。
 
 サイズは65mmちょっとで今ひとつだが、大型個体へ果敢に挑んだ猛者らしい。
 右アゴが折れ、上翅にも傷がある。
 
 生まれたてでピカピカの個体も美しいが、戦歴を体に刻んで古びたものもいい。
 クワガタムシの、雄性というものの本質を滲ませているようで、個人的には好ましく思うのだ。
 
 夏の仕事を知っている、前のめりの男という所。
 
 
                                                 2009年 7月26日  宮城県 
 
 
 
歴戦の勇者ですね!
2010/4/4(日) 午前 6:37 りのけ
 
 
なぜだろう?ノコが強く見える気がする…
2010/4/4(日) 午前 10:44[ zx1004 ]
 
 
ここ数年、ノコギリを木で見るとしたらヤナギばっかり。
昔々の図鑑に載っていたように、クヌギの樹液で出会いたいなぁ…。
2010/4/4(日) 午後 10:36 gibachinamazu
 
 
りのけさん、こんにちは。
おそらくは、厳しい戦いを勝ち抜いた個体だろうと思います。
何か、木から蹴り落としてしまって申し訳ないような感じでしたね…。
2010/4/5(月) 午前 7:54 weaponshouwa
 
 
zx1004さん、こんにちは。
飼育ケースの中だと、咬筋力と体の強度から遅れをとるノコギリクワガタですが、実際に樹液周りで闘う所を見ると相当強い個体がいますね。
足場その他の条件が、本来の生活環境にあってこそ、最大限の実力を発揮出来るように思います。
2010/4/5(月) 午前 8:00 weaponshouwa
 
 
義蜂さん、こんにちは。
言われてみるとそうですね。
ヤナギで大きいのが見られるから良いかと思ってましたが、クラシックな学習図鑑に見るような、太いクヌギにカブトムシやオオムラサキと一緒にノコギリが来ている所も見たい…。
仙台で良いクヌギがまとまってると、ミヤマが優先しちゃうんですよね。
2010/4/5(月) 午前 8:07 weaponshouwa