ミヤマクワガタ衰えず

ミヤマクワガタ衰えず
2009/8/14(金) 午前 0:30  
 
 
 今年はミヤマクワガタの発生がダラダラと続き、しかも総数が多い。
 
 これを反映してか、羽化したばかりで微毛の揃った個体と、脚やアゴ先などのパーツが欠けてくたびれた物を同じ日に見るようになった。
 
 画像はいずれも今週同日のもので、特徴的な大歯型を集めてみた。
 
 
 
 
イメージ 1
 
 
 
 一つ目は、この日最初に見た個体。
 このあたりの個体としては立派な第一内歯を備え、曲線の美しいアゴ
 頭も割に大きく、体長は69mmあるかないかくらい。
 もう少し大きいかと思ったのだが…。
 
 指くらいの太さしかない木にメスと一緒にいたが、カメラを胸の高さに上げた途端に落下。
 あわてて拾い上げてみると、左の中脚が欠けていた。
 
 
 
 
イメージ 2
 
 
 
 二枚目は、ポイント東側で日陰になる木、2メーターほどの高さに付いていた個体。
 先に目立つ位置のメスを見つけ、こういう時は近くにオスが…と裏側に回り込んだまさにその場所に付いていたので少し驚いた。
 
 微毛が揃った新しい個体で、二次発生ものだろう。
 気が強く、カメラを近付けると積極的に突っつき返して来た。
 サイズは67mm台半ばとまずまず。
 
 
 
 
イメージ 3
 
 
 
 三枚目も同じ木にいた個体。
 内歯がぶつ切りで、何型ともつかないような先まで太ったアゴ
 
 脚と言わず体と言わず、やたらとオレンジ色が強い。
 頭部も広い、と言うか横に押しつぶしたように広く、全体にマッチョな印象。
 どこの家の子か、と尋ねたくなるような変わった顔だ。
 
 二枚目の個体よりも微妙に大きく、68mmを切るくらい。
 
 
 毎年の発生初期にはポイントごとに似たタイプの個体を見かけ、時期が下るにつれてバリエーションが広くなるような気がするのだが、思い過ごしだろうか。
 
 周囲の何ヶ所かで発生した個体が、少しずつ良い場所を求めて移動し、満足いく場所で腰を落ち着けるとしたら。
 クワガタを集める力の強いポイントには、個体数だけでなくタイプのバリエーションも豊富。
 と考えても良いか。
 
 今年は天候不順から気温が低かったので、まだまだミヤマクワガタの活動は続きそうだ。
 
 ミヤマを残した木には、やはり次々とミヤマが寄って来ている。
 根拠に乏しい仮説だが、大型個体を見たければ、普通の個体を採らずに放置しておくだけで飛来率が大きく上がるようだ。
 
 ここに来てサイズも伸びており、70mmを大きく越える大当たりに期待したい。
 
 
 
 
                                               2009年 8月11日  宮城県
 
 
 旧ブログより↓
 
 
日付変わってこんばんは^^
野鳥を飼っている家の庭には同じ野鳥が集まりやすい^^
これは鳴き声に因りますが、クワガタはフェロモンでしょうね。
仲間が居るということは、整った環境があるとも判断できるでしょうし。
並個体を残して大型個体の飛来を待つ、というのも案外イケてそう^^
大型個体は縄張り持って動かないかもしれませんが…、
動いた場合はナリフリ構わず環境が整ったところに飛来しそう。
先に陣取っているヤツらを蹴散らしても、って飛来しそう^^;
そんな気がしました^^ゞ
2009/8/14(金) 午前 1:19 gibachinamazu
 
 
1つ目のがすごいですね。
不覚にも『男前…』と思わされました。
2009/8/14(金) 午前 8:58[ タルカス ]
 
 
はじめまして、あすです。極太ですね。私も70mm近いミヤマ飼育してます。この場所はそうとう山奥では、というのは大顎の形がいろいろだからです。
2009/8/14(金) 午前 10:27 あす
 
 
お気に入り登録ありがとうございます。携帯からの投稿なのに素晴らしい写真を撮影されますね。ミヤマクワガタの迫力に☆さんですよ!
2009/8/14(金) 午後 3:59 つらら
 
 
 義蜂さん、こんばんは。
 
 例年見るようなピークの鮮明な発生だと、一定期間エサ場を求めて移動した後、ポイントごとに大型個体が居着き、採ったらそれまで。
 という感じですが。
 
 今年のように発生がバラつき、移動期にある個体が常に補充されている状況では、同種の気配を木に残しておき、大型個体を待ってみても面白いと思うんですよね。
 
 定期的に大型新人が登場してくれるとわかっていれば、ポイントごとに個体数をキープして、常にタイトルマッチが続くように仕向けるのが賢いんじゃないか。
 などと考えてました。
 
 経験則とは言え、残した時と根こそぎとでは、後の集まりに歴然の差がありますからね…。
2009/8/14(金) 午後 11:05 weaponshouwa
 
 
 タルカスさん、こんばんは。
 
 一枚目の個体、太いというより平べったいようなアゴで、カーブの雰囲気も自分のポイントではあまり見ないような感じです。
 
 言われてみると、確かに男臭いような無骨なムードが出ている。
 
 一頭ごとに個性があり、未知のシルエットがどこかに潜んでいると思うと、山に向かわずにはいられないんですよね…。
2009/8/14(金) 午後 11:31 weaponshouwa
 
 
 あすさん、こんばんは。
 
 コメントどうもありがとうございます。
 
 この場所も、昨年まで見た場所よりは幾分奥ですが、低地の部類と言って良い所です。
 幾つかの良い山に囲まれていて、全方位の発生地からクワガタが飛んで来れるのが特色だと思います。
 
 昔はどこでもこんなもんだったんでしょうけどね…(笑)。
2009/8/14(金) 午後 11:47 weaponshouwa
 
 
 つららさん、こんばんは。
 
 ジャコウアゲハが入り乱れて飛んでる写真、羨ましい!
 跳ぶおサルもすごい!
 夏の私には、クワガタしかありませんから…。
 
 カメラはリコーのCAPLIO R7で、SDカードを携帯と交換してデータのやりとりをしてます。
 
 マクロが強くて小さいので、便利なんですよね。
 
 暑いうちはクワガタ追っかけ続けるつもりなので、お暇な時にでもお立ち寄り下さいませ。
2009/8/15(土) 午前 0:10 weaponshouwa