夏の中心

夏の中心
2009/7/9(木) 午前 0:33  
 
 
 
 
 7月8日。雨は上がってくれたが、今度はやたらと暑い。
 
 昨日から既知のポイント周りの探索範囲を大きく広げ、自分だけの良い木を確保しようと歩き回っていた。
 
 家族連れが入り込めず、目の出来た採集者が一見しても虫のポイントとは考えない、という条件から目星を付けて探索。
 
 暑い中で道の無い所を進むのには難儀したが、文字通り盲点と言うべき二ヶ所のポイントを見出した。
 
 
 シロテンハナムグリが群がる大きな木を揺らすと、ミヤマクワガタがバラバラと音を立てて落ちてくる。
 個体数が多く、一蹴りごとに落ちた個体をチェックしないと、それぞれの個体がその場に潜り込んで見失ってしまう。
 
 
 
イメージ 3
 
 
 
 やはり発生地の中心近くには大型個体が居座るものらしく、67~68mmの個体が3頭。
 
 少し離れた別の木も良さそうで、見上げながら一周しようとすると、一目見てデカいと判る大ミヤマクワガタが付いているではないか。
 
 
 
イメージ 1
 
 
 
 この木は樹液の出は良いものの小さなアリが多い。
 ミヤマが樹液に陣取って口を付けていても、足先をアリが歩いたりすると嫌がり、少し離れた所で口ヒゲを震わせたりしている。
 
 
 
 
イメージ 2
 
 
 
 捕まえて手に取ると、重たい。
 明るい場所で撮り直してみたが、頭もアゴも広めの良スタイル。
 体毛も綺麗に揃っており、発生から間も無いと思われる。
 
 先日の個体と並べて見ると一回り大きく、71mmを少し切るくらい。
 見つけた瞬間はもっと大きいと思ったが。
 
 ひとまず、今年の夏に最低保証が掛かった形になる。
 あとは自分のポイントを夏の中心と定め、山のどこかに潜んでいる大物を待つだけだ。
 
 
 
 
                                                 2009年 7月8日  宮城県
 
 
 
 
 旧ブログより↓
 
 
いいですね大きなミヤマ!
近くの山では小ミヤマしか見かけません。笑
2009/7/9(木) 午前 1:01 誠道
 
 
やっぱり天然70mmオーバーは頭がデカイですね^^ゞ
我が家の累代70mmオーバーとはバランスが違う。
80mmに迫る個体って、どないな感じになんだべ、と思わされる…^^;
灯火だと、どこかに陣取ったデカミヤマは飛来し難いからなぁ…。
休暇とって山歩きたい^^;
2009/7/9(木) 午前 1:12 gibachinamazu
 
 
こんばんは。ミヤマ!大きい!!びっくりです@@
ミヤマは手で捕獲したとはいえ、70㎜に届くか届かないかという個体で、あんなに足が太くても、木を揺らすと落ちてくるのが不思議でなりません。なぜ?あと、クワガタは飛びますよね?飛ばないですか?小さい頃、夜、どこかのお店の電気めがけて、メスのクワガタが飛んで来て捕獲した事がありましたが…。師匠に感化されて、今夏は、虫かごと網を買ってしまいそうな気分です!
2009/7/9(木) 午前 2:23 ベルカ
 
 
 誠道さん、こんばんは。
 
 沢山付いていても、大概は小さなミヤマなんですよね…。
 69~70mmになると急に少なくなります。
 
 70mmオーバーの率が、1パーセントから2パーセントに増加するだけでも、単純に確率二倍ですからね。
 
 少しでも発生地の中心に近付く事は、大型を狙う上でかなり重要だと思います。
2009/7/9(木) 午前 2:25 weaponshouwa
 
 
・・・と思ったら、前の記事で羽広げていました!
やっぱり飛ぶんだ!!かっちょいい~~~~!!!!
2009/7/9(木) 午前 2:27 ベルカ
 
 
 義蜂さんは飼育で70mm出してらっしゃるんですよね。
 
 何でも最近じゃミヤマ巨大化のノウハウが一部で確立されつつあって、75手前くらいの立派な個体が何頭も出ているとか。
 別に良いんですが、何か採集がつまらなくなりそうで不安です。
 
 大型個体にも色々いて、ビークワにも創刊から3頭の78mmオーバーが載りました。
 九州、佐田岬のフジ型個体はアゴが恐ろしく長い。
 広島の個体は意外にもエゾ型で、プロポーションをそのまま巨大化した感じ。
 いずれも78.3mmという常識外れのサイズです。
 
 しかし上には上がいるもので、ビークワ23号に再録された水沼氏のギネス個体の頭部と来たら!
 ウチの74mmの頭幅が21mmあって横幅ギネスだと自慢してましたが、水沼氏の個体の頭幅がきっちり22mm。
 横幅で1mmですから、約5パーセント差。勝てる訳が無い!
 
 北海道、瀬戸内、九州といった大型ミヤマの産地ではなく、大阪で採れたらしいんですが。
 
 大発生地の中心における闘争を勝ち抜いた、怪物の遺伝子を持った個体だったんだと思います。
2009/7/9(木) 午前 2:52 weaponshouwa
 
 
 ベルカさん、こんばんは。
 
 人が木を蹴っても、クワガタのツメの引っ掛かりを剥がす程の揺れは起こせていないでしょうね。
 そもそも風で揺れる木からいちいち落ちてたら、クワガタは生活出来なそう。
 
 クワガタの脚の付け根には、ゆったりした揺れには反応せず、鋭い衝撃には反射的に脱力する感覚毛があります。
 木から落下する事で、鳥などの天敵を回避するこの習性を、人間は蹴飛ばし採集に利用している。
 
 揺れの大きさではなく、鋭さや突発性に反応しているので、近くを歩く振動とか大声で落ちる事があり、クヌギの木を木槌で軽く叩いて回る採集法も有効だと聞きます。
 
 最初に背中をつつくなどして怒らせたノコギリクワガタは、木を蹴飛ばしても落ちて来ませんでしたし、何か「落ちる落ちない」の条件があるのかも知れませんね。
2009/7/9(木) 午前 3:19 weaponshouwa
 
 
居るとこには居るんだねぇ~(●^o^●)
2009/7/9(木) 午前 3:36 masatopapa
 
 
(´・ω・`)デカイですね~♪
普通に居るんですか?
2009/7/9(木) 午前 7:56[ ひろ1号 ]
 
 
デカイですね。
すっと写真を見させてもらってますが、本当に多くのクワガタがいるのですね。私の住んでいる大阪では、考えられないことです。
2009/7/9(木) 午前 8:02 河内のおっさん
 
 
あのぉwww基本的な(マタカヨォ)ことをお伺いしていいでしょうか・・・
カブトムシって卵・・・なんこ産むんですか???==;)
最初記事にも書いたんですが・・・15個だったのに。。。今日また6個産んでるんです。。。。
2009/7/9(木) 午後 2:44 ヒル乃ヨル姫
 
 
 masatopapaさん、こんばんは。
 
 同じポイントでも、芯に当たると沢山付いています。
 まさにいる所には…ですね。
2009/7/9(木) 午後 11:26 weaponshouwa
 
 
 ひろ1号さん、こんばんは。
 
 普通にって事はありませんけど…(笑)。
 
 ややアベレージが大きいと思われるポイントで数を当てると、特大が超特大に一化けしてくれるという事がありますね。
2009/7/9(木) 午後 11:37 weaponshouwa
 
 
 河内のおっさん様、こんばんは。
 
 一般的に、仙台あたりはクワガタがシブいので有名なんですが…。
 大阪ではデカいオオクワガタやヒラタクワガタがザクザク採れた、といったような話が沢山ありますからね。
 
 大クヌギが林立する環境なんて、うらやましい限りです。
2009/7/10(金) 午前 0:20 weaponshouwa
 
 
 ヒル乃ヨル姫さん、こんばんは。
 
 カブトムシは環境に頓着しませんからね。
 
 一親が50卵産んだ、くらいの話はよく聞きますから、まだまだ増えるかも知れません。
 
 あの大きな体を一年で造る、成長・繁殖力ってのは凄まじいと思います。
2009/7/10(金) 午前 0:30 weaponshouwa
 
 
初めまして!
ケンシロウの拳のブログのものです。
足跡からきました~
クワ採集されてるようで、、
ブリードがメインだったんですが、
大学に入って一人暮らしを始めてからは採集で楽しんでます☆
知らない土地という事もあってまだ樹液採集はしていないんですが、これから見つけていこうと思っています。
二股の大きなミヤマもカッコいいですね~。
それにいい場所知っていられるようなので、羨ましいです!!
また来させてもらいます!!!
2009/7/10(金) 午前 0:36[ @KEN ]
 
 
 ケンシロウさん、こんばんは。
 
 そちらのフジミヤマ、よく見たらデカいじゃないですか!
 そんな大物が、外灯下に無造作に転がってるんだから恐ろしい…。
 
 こちらで私が採った内、70mm台に乗ったフジミヤマは1頭だけですからね。
 
 よろしければ、またお立ち寄り下さい。
2009/7/10(金) 午前 1:48 weaponshouwa
 
 
はじめまして、基本型エゾ型のミヤマはこちら(滋賀)ではいないので憧れです大きいミヤマはカッコいいですね、私は子供の頃那須のホテルで拾ったミヤマを思い出します。
2009/7/10(金) 午後 8:33[ ダレン ]
 
 
立派な深山ですね!
前回のノコも立派でしたよね!
私の今年の採集は消化不良になりそうな予感です~。
2009/7/10(金) 午後 10:21 イシモー
 
 
 ダレンさん、こんばんは。
 
 南北で気候が大きく変化する滋賀県、すごく楽しそうですよね。
 
 北部や山間にはアカアシが沢山いると聞くので、案外エゾミヤマも隠れていそうですが…。
 やっぱり地域ごとに発現率が違うのかな。
 
 私も以前はエゾミヤマ派でしたが、南に出る超特大のフジミヤマを見たら、だんだん見境が無くなってきました…(笑)。
2009/7/10(金) 午後 11:19 weaponshouwa
 
 
 イシモーさん、こんばんは。
 
 以前見ていた場所はミヤマばかり採れたのですが、デカいノコが同時に出る所だと観察しがいがあります。
 両者の直接対決って、なかなか見ませんけどね…。
 
 地域差もあるでしょうけど、私が見た70mm台の個体は梅雨明け以降にもいましたし、9月近くに二次発生の特大が樹液に来てたりもしました。
 
 よく言われるほど、採集時期にこだわらなくとも良いのかも知れないと思っています。
2009/7/11(土) 午前 0:11 weaponshouwa