2013-01-01から1年間の記事一覧

二色問題

先日、夕暮に大きなキタカブリが出た場所を藤次郎さんと再訪した。 さらに大きな個体 とは言わないまでも、このすり鉢状の谷には見所がまだ幾らか残っているだろうと考えての事。 何しろ前回は日没直後に虫が出始め、写真どころかただ歩くのも手探りに近い状…

採れない話

これは先月のキタカブリ。 こうして山で見た虫の写真を載せたりしていると、 「 いつでも綺麗な虫がたくさん見られて羨ましいですねえ。 」 などと言ってくれる方もおられる。 いつでも という事はないのであって、天気一つにしても晴れの日ばかりではない。…

大粒にして大味ならず

先の記事、藤次郎さんが素晴らしい色の個体を見付けた少し前の事。 12月22日は朝から寒い日で、それがわかっていながら藤次郎さんを誘って(唆して)山へ。 皆様おわかりの事とは思うけれど、向かう先は宮城県北部で目当てはキタカブリ。 新しい道路で岩…

新年新色

能動的な分身 に続いては 「 ドッペルゲンガー 」 の話をと考えていたのだが、ここで使いたかった資料が見付からない。 芥川龍之介の 『椒圖志異』 がそれで、年末年始に書棚や積本の山をさらったにもかかわらず出て来ない。 内容としては全集や文庫に収録さ…