二色問題
先日、夕暮に大きなキタカブリが出た場所を藤次郎さんと再訪した。
さらに大きな個体 とは言わないまでも、このすり鉢状の谷には見所がまだ幾らか残っているだろうと考えての事。
何しろ前回は日没直後に虫が出始め、写真どころかただ歩くのも手探りに近い状況だった。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/w/weapon-shouwa/20010101/20010101051510.jpg)
手前の林道脇からポツポツと当たってはいたが、やはり前回最後に辿り着いた谷が一番キタカブリの棲息密度が高いようだ。
立ち枯れから集団が出る事が多い。
坑道の端が開いて、そこからゾロゾロ…というパターン。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/w/weapon-shouwa/20010101/20010101051520.jpg)
前の記事に使ったのはここのキタカブリだったというわけ。
採れない時には採れた時の事を思い出して精神の安定を図るより他無い。
一応ここの写真も撮れたし、普段は山のマイマイカブリばかり探している私たちだが、たまにはセオリー通り河川敷でも歩いてみよう とここから移動。
午後遅くなってから着いた川沿いを探る。
私はしばらく当たりが無く、材の中から何者かが隠したクルミばかり掘り出していたが、ややあって藤次郎さんの声があがったのでそちらへ行ってみる。
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/w/weapon-shouwa/20010101/20010101051530.jpg)
青いマイマイカブリが出た。
これは近辺で見られるキタカブリとは違う。
誰だ君は と私が呟いているうちに、藤次郎さんは同じ小さな立ち枯れからもう何頭か見付けている。
湿度が保たれ、フカフカのフレーク状になった部分に埋もれている事が多いようだ。
![イメージ 4](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/w/weapon-shouwa/20010101/20010101051540.jpg)
結局前回と同じく真っ暗になった中を (本当に) 手探りで車まで戻り、ここで出た数頭の青いマイマイカブリを藤次郎さんから預かって帰った。