分身の術 望まれる分身

 
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 今秋に予定されていた 「花咲け!ピクチャーズ」 がヤフーから引き取ったアバターシステムの稼動開始だが、少し延期されるそうだ。
 
 突然の運営停止から消滅 という流れを辿ってもおかしくなかったシステムを、ユーザーのデータごと存続させようという面倒な仕事なのだから、ゆっくりやってもらった方が良い。
 ヤフーおよび他業者のブログとの連動に関しては協議中だというが、互換性を広くしてアバターを統一できれば、ユーザーの「分身」としての意味合いはより濃くなるだろうと思う。
 
 
 前にも 「アバター = インターネット上のコミュニティにおけるユーザーの分身」 といった大雑把な定義については前の記事でも少し触れた。
 
 一つのものから分かれ出たもの というのが分身という言葉の元の意味だが、ポピュラーなイメージだと忍者の使う忍法 「 分身の術 」 とか。
 
 
 
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            これは 藤子不二雄 A 「忍者ハットリくん」 の主人公 服部貫蔵の分身の術。
          最近では、氷見市でやたらと分身を乱発していると聞くが…。
 
 
 
 
 
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 こちらは円谷作品の 「 ウルトラマンシリーズ 」 に登場するバルタン星人。
 「 宇宙忍者 」 の異名を持つバルタン星人だが、この分身の術以外に忍法の持ち合わせはあるのだろうか。
 
 ハットリくんもやバルタン星人では、今の子たちには馴染みが薄いかも知れない。
 平成世代に親しみ深いキャラクタの分身となると…
 
 
 
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               岸本斉史 「 NARUTO 」 の主人公 うずまきナルト
              最近の忍者は分身人数がインフレーション気味。
 
               分身なら、同じ週刊少年ジャンプで連載中のニューフェイスも。
 
 
 
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 松井優征 「 暗殺教室 」 の殺せんせー( 教師 )。
 シンプルな造形ながら、マッハ20という超高速移動によって視覚分身が可能である。
 
 「 パーマン 」 のコピーロボットとか、「 ぬ~べ~ 」 の陽身の術とか、他にも同じような技術はフィクションの世界に数多あるが、ともあれ。
 これらはいずれも、本体と同様の分身体を作り出す 「 分身の術 」 のバリエーションである。
 手段や原理は様々だが、本体である行為者の足りない手を補うために望まれ、作り出された分身だ。
 
 
 では、望まれない分身は?
 「 自分と同じ姿の人間を見ると、近いうちに死ぬ。」 などという嫌な話を聞いた事はないだろうか。
 この類の分身は ドッペルゲンガー などと呼ばれ、もっといやなのはテレビやマンガの世界に留まらず、現実世界に暮らす我々の前にも結構良い確率で出現してしまう。
 
 興が乗ってきたので、次もこの 「 いやな分身 」 ドッペルゲンガーについて引きずろうと思う。