ネコの禅

 
 
 少し前に紹介した寺ネコの続きを急げ という声と、先日あった仙台近隣のクワガタ好きの集まりに持参した標本箱の内容を知りたい という声が等分に聞かれるのだけれど、とりあえずネコから出そうと思う。
 
 
 
 
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 こちらが猫寺の天麟院。
 
 猫寺 と言ってもこちらで勝手にそう呼ぶだけの話で、御朱印を頂きに来てそのまま帰っていく人も多く、一見してそれほど沢山ネコがいるようには見えない。
 そこで奥の木立へ入って見ると…
 
 
 
 
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 日影に香箱のグレイッシュ。
 遠目には単色で、最初は庭石ではないかと思われたが、近くで見るとフサフサしていた。
 
 白黒の毛がザックリと混じった面白い柄。
 
 
 
 
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 正面に移動したこちらに合わせ首だけ巡らせるが、定位置から動かない。
 やはり顔の動く庭石かも知れないと思う。
 
 耳毛がフワフワ。
 
 
 
 
 
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 ベロ子。
 舌をしまい忘れているぞと教えてやるが聞き入れない。
 
 黒猫は緑色の目をしたものもよく見るが、ここではみな金目。
 
 
 
 
 
 
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 この時見たもののうち、最も大きかったネコ。
 常にこの表情で落ち着いており、ここの住職ではないだろうかと思う。
 
 
 
 
 
 
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 達磨大師と対面。
 
 面壁九年。
 壁に向かって九年間坐禅を続けた達磨さんの教えを受ければ、それは落ち着きも出るはずだ。
 
 
 
 
 
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 ずっと目を閉じていると思って撮っていたが、後からチェックすると全カット薄目でこちらを伺っていた。
 既に尾が裂け、人目が無ければ立ち歩くのだろう。
 
 こういうネコを飼いたい。
 
 
 
 
 
                                                  2012年 9月  宮城県