大粒小粒 枯木に玉

 
 最近は宮城県の北に出掛けて、ぼちぼち緑色のマイマイカブリを探している。
 
 倒木や崖を探して見付ける虫だが、立枯れへの侵入率も高い。
 大きな立枯れだと日陰側にマイマイカブリ、日向の向きには別の虫…。
 
 
 
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 テントウムシをよく見付ける。
 防風断熱が効いて、白っぽい暖かな所に隠れている事が多いようだ。
 
 気温の高い日だと、モソモソと動いていたりする。
 
 
 
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 大粒のテントウムシはカメノコテントウで、夏が近くなるとヤナギの林などでよく見掛ける。
 
 他のテントウムシに比べ図抜けて大きいので、初めて見ると驚くかもしれない。
 ハムシの幼虫などを食べて育つようだ。
 
 
 
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 樹皮下の赤っぽいフレークに紛れて。
 
 斑紋のパターンは同じだが、赤黒の割合に少しずつ差があるようだ。
 左上の個体は、黒条が拡大し赤紋が分離している。
 
 
 
 
 
 
 色々な柄の小さなテントウムシが集まっているが、同じナミテントウである。
 近所では黒地に赤い紋が二つ という柄を良く見るが、ここでは赤メインの個体も多く、変異が大きいようだった。
 
 もう少し春近くなると木の周りを飛び回るようになり、それからすぐに周囲へ散らばっていくようだ。
 
 
 
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 樹皮下がもう一層スカスカに朽ちて、ナミテントウが隠れているのが見える。
 左下の個体などは変わった柄に見え、こうなるとマイマイカブリそっちのけで各個体の違いが気になってしまうから困ったものだ。
 まあ元よりマイマイカブリだけが虫 という訳ではなく、虫全体に通じておいて悪い事もない。
 
 代表的な柄を集めて並べて撮って見たので、次の記事あたりで一緒に見比べてみよう。
 
 
 
 
                                                  2012年 3月  宮城県