融雪切望

 
 
 ちょっと報告程度に。
 2月8日は蕪栗沼を見て来た。
 
 
 
 
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 素人の私は、マガンが沢山飛んでいるのを見るだけで嬉しいので、ミーハー的にはしゃいで眺めるくらい。
 
 対してトモックさんの眼の早い事、早い事。
 私の目に鳥が映り、「 ああ、羽が付いて飛ぶものだから鳥さんだろうなあ~ 」 とぼちぼち頭の処理が始まるくらい、およそ視界入りから0.2秒ほどの段階で、トモックさんは 「 あれはコミミズク! 」 と同定を完了しているような様子である。
 
 プロの鋭い眼は偉大と言うか、いっそ恐ろしいと言うか…。
 遠い遠い所にオジロワシが飛んでいるのを教えてもらい、おかげ様で私もその姿を確認する事ができた。
 
 
 
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 しかし冬場の開けた水辺というのは寒い。
 今冬はただでさえ土台が寒いのに、夏と変わらないリーバイス517を履いている私もマズい。
 
 体の震えが望遠レンズの手ブレ補正を振り切る寒さの中、氷水に浮かんだり風を切って飛んだりしている鳥たちは偉い! と心から思ったものである。
 
 このあと山形の小国へ向かうという(凄い話だろう)トモックさんと昼過ぎに別れ、藤次郎さんと帰りがけにちょっとマイマイカブリを冷やかしに。
 
 
 
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 既知のポイントだが未調査のままのエリアを下見しておこうか くらいの話で、暗くなりかけてからの短い探索だったのだが、藤次郎さんは綺麗なキタカブリを出した。
 
 斜面というか、ほとんど崖のような所に突き出た切り株に入っていたもので、詳しい採集の様子は近く藤次郎さんが記事にされる事だろう。
 
 
 
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 背中の緑色がくすみ無く明るくて、胸部の縁を金色が取り巻いている。
 もともとが美しいキタカブリだが、その中でも見所ある美麗個体というものは出て来るものだ。
 
 道路がガチガチに凍っていて入れない場所も多く、もう少しして雪が溶けたらまたここを調べよう とは言ったものの、またすぐに寒くなるという予報を聞き、こうして輝くマイマイカブリを部屋で眺めながら焦っている。
 
 
 
 
                                               2012年 2月8日  宮城県