当地のノコギリ

当地のノコギリ
2011/7/14(木) 午前 2:19
 
 
 先週辺りまで、林のどの木にもミヤマクワガタばかりベタベタ貼り付いているという感じだったが、そろそろ他種との個体数のバランスが取れてきている。
 今年当地でのミヤマクワガタの一次発生には、一段落ついたようだ。
 
 
 どうも出が遅いと思っていたノコギリクワガタも少しずつ増え、13日現在で例年の発生状況に追い付いた印象。
 
 今回も大きなノコギリクワガタを見ようと思ってヤナギの林を一回りしたが、ウサギの耳のようなアゴをしたかわいい小型ノコばかり。
 その上カメラを向けようとすると、高飛び込みのように幹からジャンプして落ち葉の下に消えてしまう…。
 
 小型がいる木には大型もいるだろう、と一応幹を揺らしてみたりするが、梢からはカナブンとスズメバチが飛び立ち、落ちてくるのはうすらデカいシロスジカミキリくらいのもの。
 
 気温は予想最高の32℃を上回って汗が流れ、飲み物の手持ちも無い。
 さすがに大きな個体の発生にはもう少し待たなければならないか と考えながら引き返す。
 途中、往路では何もいなかったヤナギに目をやると、虫影が。
 
 
 
 
イメージ 1

 
 大きなノコギリクワガタが幹に静止していた。
 
 アゴと腹部の汚れを見るに、地下の蛹室から抜け出して飛んできたばかりなのかもしれない。
 
 
 
 
イメージ 2

 
 2009年の記事などでも触れたように、このポイントで見るノコギリクワガタは体長65mm辺りを境にアゴの伸びが止まって幅広になり、次いで頭部が膨らんでくる。
 同地で採れた67mmくらいの大きな個体を並べて見ると、一種独特な「ここの顔」が見えてくるような気がするのだが、どうだろう…。
 
 この個体も幅18mm以上の頭部から、屈曲部までが短くてパンパンに張ったようなアゴを生やしている。
 体長は67.5mmほどと立派で、下手するとこれが今年見たノコギリの最大個体になるかもしれない。
 
 
 
 
イメージ 3

 
 とりあえず今年はこのサイズで満足、と言いたい気もするが、一つ大きいクワガタを見れば近くにもっといるはず
 と無根拠に確信してしまうのが樹液採集者の宿業である。
 
 この体型のノコギリクワガタが70mmに届いたら物凄い顔になるだろう… などと夢想し、死ぬまで山を徘徊するのだ。
 
 笑いながら。
 
 
 
                                            2011年 7月13日  宮城県。 
 
 
 
 旧ブログより↓
 
素晴らしい個体ですね(*≧∀≦*)
撮影もバッチリで、見ていて溜息が出ました。
いくつになってもクワガタには心躍ります♪
2011/7/14(木) 午前 3:40 マカロニ
 
 
このサイズのボディだと、仰るようにもう少し大顎が長くてもよさ気な気もします。でも立派なノコですね!顎が太い!
2011/7/14(木) 午前 7:54 Dragon
 
 
香川は細いのばかりですね~
画像の個体は正直、奄美ノコギリより格好いいかも・・・
本土も良いですね~♪
2011/7/14(木) 午前 8:25[ ひろ1号 ]
 
 
お~これはでかい!!
山形灯下でも60超えるのはそえ程採れません。
2011/7/14(木) 午後 8:49 ひさ@くわがた
 
 
太い図体だよねぇ…。もうちょい頭側が発達して70mm届けば…。
日本の名誉個体として残す価値アリという顔になるんでしょうね。
目指せ顔デカ太マッチョ採集^^
2011/7/14(木) 午後 9:34 gibachinamazu
 
 
かっこいいですね。
こんなの見つけてみたいです。
2011/7/14(木) 午後 10:07[ Dobo ]
 
 
ど太い顎に、ごつい体ですね!!
大型種はこのような体形のバランスになってくのでしょうか?
死ぬまで山を・・ 笑いながら・・
うち込むってこういうことですよね・・☆ 応援してます^^
2011/7/14(木) 午後 10:16[ しんさん ]
 
 
こんばんは。トレノです。
ノコかっこいいですね。
今年の成果は・・ミヤマ62ミリ、ヒラタ63ミリがマックスです・・・
自己ベスト採集を越える為にも今週もがんばります。
2011/7/14(木) 午後 11:07[ trueno_111_659 ]
 
 
マカロニさん、こんばんは。
よそでは縦72×頭幅20mmなんていう化け物ノコギリが今年も出ているようですが、仙台辺りだと66~67mmくらいで立派なサイズと言えると思います。
一日歩いて小さなクワガタばかり見た後で、最後に大きな個体が現れてくれると本当に嬉しいですね。
2011/7/15(金) 午後 10:46 weaponshouwa
 
 
Dragonさん、こんばんは。
なぜか大きな個体のアゴは、伸びるより太くなるんですよねえ。
南で採れるアゴの長いノコの70mm超と較べると、こちらの方がボディは大きかったりするし、よそで72~73mm採るくらい苦労しないと仙台で70mmは拝めない計算に…
いつかこの顔で70mmいった尤物に当たりたいものです。
2011/7/15(金) 午後 10:54 weaponshouwa
 
 
ひろ1号さん、こんばんは。
アゴが長い事自体に文句は無いんですが、アゴばかり長くて頭胸部が負けているような個体は好きじゃないというか。
サイズを出すのに苦労はしますが、私は当地の変わったノコギリが好きです。
アマミノコギリの危険な湾曲も魅力的ですね。
もっと言うと、アマミを太くしたようなトクノシマノコギリが最高に格好良いとか思ったり。
結構な割合で赤い個体が出るのも面白いんですよね。
2011/7/15(金) 午後 11:13 weaponshouwa
 
 
ひささん、こんばんは。
ミヤマばかりでなくノコのサイズも狙っているんですが、70mmなんてなかなか…。
ただミヤマと違い、ノコは関東でも70mm超の大きいものがそこそこ採れているので、仙台でも一つ間違えば巨大なものに当たるのではないかと思っています。
思いながら幾星霜という感じですが…。
2011/7/15(金) 午後 11:22 weaponshouwa
 
 
義蜂さん、こんばんは。
あとはアゴだけ、アゴの長さだけなんですが…
頭胸部の発達は申し分無いんですけどねえ。
同じ仙台周辺でも、なぜかこの低地でだけノコのアゴは幅広く、ミヤマはデカくなるのはなんでなのか。
よそより個体数が多い中から目立つ個体をピックアップしているという事もあるでしょうけど、こういった顔を他で見ないのも確かだし。
地元のノコで70mm、ミヤマで75mm行ったりしたら引退できるんですが…。
2011/7/15(金) 午後 11:31 weaponshouwa
 
 
Doboさん、こんばんは。
ミヤマクワガタだと北海道や関西以西の産地に大きなアドバンテージを握られていますが、ノコは関東でも大きいものが狙えるんですよね。
まあ九州のアゴ長は別枠という事で…。
東京だと、近所の公園から大きなノコやヒラタが採れたという話を聞く事があります。
頭が落ちていたポイントには通う値打ちがありそうですね。
2011/7/15(金) 午後 11:49 weaponshouwa
 
 
しんさん、こんばんは。
よそだともっとアゴが伸びるものなんですけど、ここのはどうした訳か大きくなるほどアゴが広く、広く…。
より限界に近づけば、幅を諦めて前方に伸びたりしないかと思うんですが、どうだか。
同じこの場所のノコギリでも、アゴの伸びるタイプがいない訳ではないでしょうし、それがたまたま大きくなり、さらにそいつが樹液に来たその場に俺がいれば…
などと都合の良い事ばかり考えてしまいます。
2011/7/15(金) 午後 11:56 weaponshouwa
 
 
トレノさん、こんばんは。
仙台の私は、ヒラタクワガタが木についている姿を見た事がないんですよね。
63mmといったら立派なサイズだと思いますが、やはり大きいものが採れればさらに上を狙いたくなるのが、我々の性というものでしょうからねえ。
ミヤマクワガタは初回発生のピークを過ぎた感じですが、樹液には常に大きなものが来ているでしょうし、関西なら70mm超の頻度も高いはず。
週一で自己記録を塗り替えましょう(イメージ)。
2011/7/16(土) 午前 0:09 weaponshouwa