田代島の猫 海沿いの顔ぶれ

田代島の猫 海沿いの顔ぶれ
2011/4/23(土) 午前 5:59
 
   
 東日本大震災後、田代島の海沿いで生存が確認できた個体の顔ぶれなどを少々。
 
 
 
イメージ 1

 
 白黒の個体が多い中で、当日この場所において一頭だけサバの彼。
 やや超然として遠間を保つ事が多いが、少し待つと安心して目の前で寛ぐ。
 
 耳切れだが元気良し。
 
 
 
 
 
イメージ 2

 
 おヒゲ。丸々している。
 番屋跡地に着くと、一番先に歩み寄って来た。
 
 「 ニャッ… 」 と短く切って鳴くのが特徴的。
 
 
 
 
イメージ 3

 
 口元にホクロ。
 
 太ってはいないが骨格が大きく、人で言うモデル的長身。
 案外懐っこくて、堂々としている。
 埠頭寄りまで出掛けて、瓦礫の撤去などを眺めている事もある。
 
 
 
 
イメージ 4

 
 元フサフサ。
 津波で海水を被ったのか、現在はややバサバサという感じ。
 洗ってブラシでも掛けてやりたいが、そろそろ毛替わりするので大丈夫なのか。
 
 他者の動きに敏感で、すぐに近寄って確認したがる。
 座る時の尻尾のモーションが特にしなやか。
 
 
 
 
イメージ 5

 
 顔黒。
 
 妊娠中でお腹が重いのによく動き、お魚を独占。
 尻尾を引きずりながら運んだ大きな魚を、結局一頭で全部食べてしまった。
 
 生まれて来る子供の分まで食べなければならない。
 
 
 
 
イメージ 6

 
 彼女も身重。
 
 重たいお腹で 危なっかしくバランスを取って歩く。
 疲れるのだろう、日陰で休んでいる事が多い。
 
 他の白黒の個体に較べ、黒の部分が赤茶がかっている。
 
 
 この時に番屋付近で見かけたのは、およそこの顔ぶれ。
 元の船着場周りに猫の姿が無かったのが気になる所だ。
 
 猫のお母さん達には たくさん産み育ててもらいたい。
 
 
 
 
                                   2011年4月21日  宮城県石巻市  田代島。
 
 
 
 旧ブログより↓
 
わあみんな頑張ったねぇ。お腹にべべがいたりなんて、春ですねぇ。ちびちゃん達がピョコピョコ走り回れば、島の皆さんにも笑顔が戻ってきますね(^。^*)
そう願うばかりです。
海上汚染の問題はねこちゃん達にも影響がでるかもしれないし、この1ヶ月は人間の身勝手さや自分自身の不甲斐なさに心が痛く、日々反省です。。。
ずっときになってた田代島のねこちゃん達。かわいい写真ありがとうございます。
また田代島にのんびりした日々が沢山の笑顔が戻ります様に。。。
2011/4/23(土) 午前 6:44[ hanacoco ]
 
 
hanacocoさん、こんばんは。
正直な所、ネコも全頭が無事という訳には行かなかっただろうと思うんですが、それでも生き残ったものに産み殖える兆しが見えるのは喜ばしい事ですね。
定期船の性格上なかなか大掛かりな重機を運び入れづらく、港の復旧には時間が掛かりそうですが、震災当初に比較して瓦礫の撤去などは進んでいるようです。
ライフラインが断たれていた時でも ネコたちを気に掛けて世話して下さっていた島の方々には、本当に頭が下がる思いです。
2011/4/23(土) 午後 8:25 weaponshouwa
 
 
こんにちは。ソフィです。田代島へいらしたのですね。島自体はかなりやられているようですが、生き残った猫ちゃんがいたことは嬉しいです。全体のどれくらいが無事だったのか、気になるところです。
映像にある大地震の前に鳴きわめいていたネコちゃんたちには会えましたか?心配、とおっしゃっていたチビちゃんのことも気になります。
そんな中でも新しい命が育っているのを知って嬉しく思いました。
2011/4/24(日) 午後 5:45[ ソフィ ]
 
 
ソフィさん、こんばんは。
震災時には 田代島の南東側に突き出た半島が水を被る形となり、建物は土台を残して流されるか、骨組みを除いた下層階を持って行かれているか という状況でした。
震災前の映像に見えた猫たちはおよそ元気でいるようで、安部ツ商店前に入れ替わり立ち代り現われる様子が確認できました。
先のちびっ子そのものは未確認ですが、今回は島内の全ポイントを回り切っておらず、手の平サイズの子猫は何匹も見たのでおそらく生き延びているだろうと考えられます。
お腹の大きなメスも多く、また子猫が増えるでしょうね。
2011/4/25(月) 午前 2:09 weaponshouwa