見慣れぬ曲率

見慣れぬ曲率
2011/2/8(火) 午後 7:09
   
 
 昨2010年の話になるが。
 
 マンションの白い壁にナミテントウが集まっており、模様違いが面白いので見つけるたびに較べていた。
 ある日 3頭捕まえたテントウムシをよく見ると、そのうち1頭の雰囲気が変わっている事に気が付いた。
 
 まず、模様がぼんやりしている。
 
 
 
 
イメージ 1

 
 
 姿に覚えはあったが、一応調べてみると やはりアカボシテントウ。
 図鑑のページ上では目に付く種類だが、実物を見たのは初めて。
 近所では少ないのかもしれない。
 
 よく見かけるヒメアカボシテントウに較べると ずっと大きく、ナミテントウよりは少し小さいくらいの微妙なサイズ。
 
 
 
 
 
イメージ 2

 
 模様も変わっているが、どこか全体の雰囲気も妙だ。
 
 姿勢が なんと言うか、首が肩に埋まったような感じ。
 特に脅かして緊張させたりしなくても、常に頭を引っ込めている。
 
 
 
 
 
イメージ 3

 
 比較用に先日のナミテン。
 背中の曲率もずいぶん違うように見える。
 
 普段は頭胸部を伸ばし、リラックスした雰囲気で歩く。
 
 
 
 
 
イメージ 4

 
 正面からアカボシテントウ。
 
 やはり丸みが強く、背中のアーチが非常に高く盛り上がっている。
 
 
 
 
 
イメージ 5

 
 少し角度が違うので 直接の比較対象としてはどうかと思うが、とりあえずナミテントウ
 テントウムシと言うと丸々したシルエットを思い浮かべるが、アカボシテントウを見てからナミテンやナナホシを見ると、意外に扁平な印象を受ける。
 
 図鑑では真上からの写真が多いので、こうした違いは今回実物に触れて初めて知った。
 
 
 
 
 
イメージ 6

 
 羽を開いてから飛び立つまでが非常に速い。
 
 あくまでおおよその体感だが、ナミテントウが開翅から離陸まで0.3秒ほどと 見てからシャッターを切っても余裕で間に合うのに対し、アカボシテントウは0.15~0.18秒くらいで飛び立っているようで 私の指の反応スピードすれすれ。
 
 おっとりしてるのに、走らせると意外に脚の速い子っているんだよな…。
 
 梅の木に多いらしいので、じきに咲く梅の花を見る時に気を付けると また何頭か見つけられるかもしれない。
 
 
 
                                         2010年11月29日  仙台市泉区。 
 
 
 旧ブログより↓
 
可愛いですね♪ぽちっ!
2011/2/8(火) 午後 10:01 りのけ
 
 
こんばんは^^
正面から見ると案外ごっついんですね。テントウの中でも実はマッスル系?
体育会系のテントウムシ。あんまりしない表現だな^^;
梅の花が咲き終わって葉が出てから、梅を見ないといけないなぁ…。
2011/2/9(水) 午前 0:30 gibachinamazu
 
 
りのけさん、おはようございます。
テントウムシはどれも可愛らしいものですが、本種は少し変わっていましたね。
すくめた首の控えめな表情が面白いと思います。
2011/2/11(金) 午前 9:18 weaponshouwa
 
 
義蜂さん、さらにおはようございます。
それほど力強いという印象では無かったんですけどねえ。
おっとりしているのに、いざ飛ぶとなると電光石火の離陸で反応を許さないという意外性が…。
梅の葉の裏に大小の本種が10頭くらい固まっている写真を見たことがあるので、喰ってる虫の多い梅の木にはたくさんいるんだと思います。
モモチョッキリなんかと一緒に探してみたいですね。
2011/2/11(金) 午前 9:29 weaponshouwa