キノコ 森の子

キノコ 森の子
2010/10/23(土) 午後 5:39  
 前述の通り、10月21日も山に行ってヤナギを見上げ、クワガタを探してきた。
 当然時期が遅く、クワガタはアカアシを1頭落としたのみ。
 
 虫としては、他に美しいムクゲコノハも見たが、不用意に接近したら見事な飛翔で逃げられてしまった。
 ガだと思って甘く見たのが敗因。
 こういう事があると、採集と撮影のボーダー上で悩む。
 
 
 つまり、もう昆虫メインで野外をうろつく時期は終わったという事なのだが、山の産物は他にもある。
 
 秋の山と言えば、やはり思い浮かぶのはキノコ。
 落ち葉の間から顔を覗かせる色々な種類を見たが、私はキノコの名前がよくわからないので、とりあえず撮るだけ撮ってきた。
 よって、載せるだけ載せておきたい。
 
 
 
 
 
イメージ 1
 
 
 さっそく名前がわからない。
 ヒメヒガサヒトヨあたりではないかと思う。
 
 倒木の傍らに、数本集まって生えていた。
 名前の通り、繊細なひだの様子が日傘を思わせる(違う種類だったら困るな)。
 
 
 
 
 
 
イメージ 2
 
 
 おそらくキホウキタケ。
 分岐がまた分岐し、小さな手のひらが集合したような奇妙な形。
 
 食ったら美味そうだと思ったが、普通に食べると下痢をするという。
 地方によっては茹でて塩漬けにして食べるらしい。
 
 
 
 
 
 
イメージ 3
 
 
 ホコリタケの類だろう。
 キツネノチャブクロとタヌキノチャブクロのどちらかだと思うが、判然としない。
 
 
 
 
 ちょっと押してみると、小さな穴から胞子が吹き出て来る。
 
 属名は Lycoperdon で、「 狼の放屁 」 を意味するという。
 胞子を吸い込むと肺に感染症を起こしたりするというから、実際臭いどころで済む騒ぎではない。
 
 
 
 
 
 
イメージ 4
 
 
 色と形のかわいいチャワンタケの仲間。
 白い微毛が生えているので、ベニチャワンタケだろうと思う。
 
 近い仲間には狐の茶碗や狐の杯、雀の椀といった名前の種類もある。
 
 山の動物達が、各自気に入りのキノコに飲み物を注いで世間話。
 最後にキノコの茶碗も食べてしまう、と想像するのは楽しい。
 
 
 
                                        2010年10月20日  宮城県大和町
 
 
 
 
 旧ブログより↓
 
どれも、きれいで、かわいらしいきのこですね。
きのこ大好きなポン母としては、『可愛い♪』と、思ってしまい、小さな妖精の背丈になりたくなりますが、今年は、結構きのこ中毒のニュースを聞きますから、気をつけたいですね。
「ぼふっ!」と、煙を吐くのは、面白い!!昔、ナイナイが、まだあんなに売れていない頃、岡村君がきのこの被り物をして、「ばふっ!」と、頭から煙を出していたのを思い出しました^^!
ポチ☆
2010/10/23(土) 午後 8:09 ポン母
 
 
ポンさんのお母様、こんばんは。
チャワンタケは道からちょっと外れた所に生えていた物を、Takeさんが見つけてくれたんですが、面白い形をしてますよね。
キノコというよりコロボックルの茶碗のような風情です。
以前テレビで、水滴がホコリタケを叩き、一滴ごとに胞子が少しずつ吹き出す格好良い映像を見た事がありました。
粉を吹く前だと食べられるらしいですね。
2010/10/23(土) 午後 9:32 weaponshouwa
 
 
こんばんは^^
先日歩いた山の岩山区間で、ホウキタケの仲間がボッコボッコあちこち生えてましたね。
傘が20cm以上あるデカイやつ(きっと毒)も見ましたね。
私の実父がキノコ採りセンスが無くて毒ばかり拾ってきたことを思い出します^^;
故に、血を引く私は手を出し難い山のキノコたちです。
2010/10/24(日) 午前 1:09[ Sakazuki ]
 
 
(´・ω・`)・・・・・どれが
食べられるんですか?
2010/10/24(日) 午前 8:10[ ひろ1号 ]
 
 
Sakazukiさん、こんばんは。
ホウキタケの形って魅力的というか、単純に美味そうだと思います。
食うと下痢するとか聞くんですが、塩漬けならイケるというし、そのまま食うTakeさんのような強者もいるし。
私もキノコに関しては全くの素人。
買って食べようとか言ってとも、今年なんか売り物が散々中毒を出しているしなあ…。
2010/10/25(月) 午前 2:27 weaponshouwa
 
 
ひろ1号さん、こんばんは。
この中で安全な物だと、丸っこい奴の若いうちだけかな。
どの種も食べるだけなら食べられても、その後が問題ですからねえ。
キノコとしては、ただただ喰われるに任せては置けないでしょうから、多くの種類が毒を持つのも仕方ないんでしょうけどね。
2010/10/25(月) 午前 2:33 weaponshouwa
 
 
キノコと言ってもそれぞれ多種多様で面白いですね~。
リコペルドンがそんな意味だったなんて・・・知らなかったです。ありがと~。とっても楽しかったです♪
2010/10/27(水) 午後 11:39 えみこちょ
 
 
えみこちょさん、こんばんは。
タマゴタケみたいな「THE・キノコ」を見たいと思っていたんですが、一週違いで顔触れがイロモノ揃いになってしまっていました。
ホコリタケにはキツネ、タヌキ、オオカミと、どうも動物の影が付きまとうようですが、元の語意は面白かったですね。
「可視化した放屁」という子供のマンガみたいなイメージが、大昔の偉い学者によって学名というアカデミックな物として先行している事は、非常に興味深いと思います。
2010/10/29(金) 午前 1:51 weaponshouwa