ヒメギフチョウ　産卵行動追跡　２

ヒメギフチョウ　産卵行動追跡　２
2010/5/1(土) 午後 1:19

　引き続き、２０１０年４月２１日に観察したヒメギフチョウの産卵行動を。
　
　

　
　１２：４４：２６　　まだ開き切らない、ウスバサイシンの若葉に降りる。　周りに生えている別種の葉と、交互に触り較べる。
　
　

　
　
　１２：４４：４１　　ウスバサイシンの若葉に狙いが定まった様子。　葉の形を確認するように、葉の上を少し歩く。
　
　

　
　
　１２：４５：１０　　まだ少し落ち着かない。　前脚を動かして葉を叩く。
　
　
　

　
　
　１２：４５：４２　　葉先から少し降りる。　足場が安定すると尾端を曲げ、この少し前から産卵開始。
　
　

　
　
　１２：４６：１０　　１５秒に１卵ぐらいでペース良く産み付ける。

　
　
　
　１２：４６：５９　　卵に陽が当たる角度に。　瑞々しい輝き。
　

　
　
　卵塊完成には、もう少しかかる。
　

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１０年４月２１日　仙台市泉区。
　

　旧ブログより↓

　
｀ヒメギフチョウ`はきれいな蝶ですね。
まだ実物はお会いしたことがありません。
ウスバサイシンがないところには現れてくれないのかしら？
2010/5/1(土) 午後 11:01[ 野草と蝶 ]

こんばんは＾＾

追跡お疲れ様です＾＾ゞ結構広い範囲を移動するものですか？
来期に繋がる希望の輝き。
ある意味、Weaponさんには今年のヒメギフ期を安心して終えられる要素なのかな＾＾
2010/5/1(土) 午後 11:11　gibachinamazu

これは、興味深いです・・・こんなに蝶の行動をじっくり見た事が
なかったです。
続きが楽しみですよ♪
2010/5/2(日) 午前 0:08[ ヒヨドリ ]

野草と蝶さん、こんばんは。

それほど移動力の強くないヒメギフチョウなので、食草が自生していない所だと観察しづらいようですね。
逆に、北向きの斜面にウスバサイシンとカタクリが残っているような所がちょっとあるだけで、細々と生き残っているのも見ます。

少し湿ってて、日当たりもあって、という環境のバランスが難しいんですよね…。
2010/5/2(日) 午前 2:05　weaponshouwa

＞義蜂さん

一定の範囲で飛んで降りて、せわしないけど他所には行かない、というメスを追うと、産卵を始める事が多いようです。

この時は同じ斜面を登って降りて、撮る前に疲れました。
羽根に対して脚で張り合うのだから…。

この場所も何年続くかわかりませんが、割と大きい卵塊を作ってくれていたので、とりあえずは安心しました。
まあ、卵を持って行く人もいるからなあ。
2010/5/2(日) 午前 2:17　weaponshouwa

＞ヒヨドリさん

今回は産卵前から一頭を追い掛けてみました。
長々と同じような記事が続いて申し訳ありませんが、いましばらくお付き合い下されば幸いです。

じっくり見ると、虫なりに考え深げで興味深いですね。
2010/5/2(日) 午前 2:27　weaponshouwa

追跡お疲れさまでした＾＾ヒメギフチョウの卵はキレイな薄緑色なのですね～自分の子孫に十分なエサを与えるためには、メス成虫はエサとなる植物個体の質を慎重に見定める必要がありますね＾＾
2010/5/3(月) 午前 2:49　ハル

＞ハルさん

卵の色はとても綺麗ですね。
孵化が近付くごとに少しずつ色が変わり、葉が成長する事によって卵同士の隙間が空きます。
産み始めてからのペースは速いんですが、葉を選ぶ際には非常に慎重でした。
葉の若さ、形や大きさなどを、ずいぶん長い事チェックしていましたね。
一株が小さな食草なので、ミカンの木に産卵するアゲハチョウなんかに較べたら、やはり神経質なんだろうと思いました。
2010/5/3(月) 午後 11:29　weaponshouwa

こんな記事よりお邪魔しました。
昨日もろこし山を歩いてきました。
チョウは寒くて見られなかったけど花が咲いていて楽しめました。
2010/5/13(木) 午後 9:04

このブログで産卵の様子が良く解って嬉しいです。
2010/5/13(木) 午後 9:05　山ちゃん

山ちゃん様、こんばんは。

今年は寒いので、下手するとまだヒメギフチョウが飛ぶかも知れませんね。
幼虫を追跡してみたいんですが、仙台じゃ気温にして１３度ほどにしか上がらず、ちょっとやる気が起きません。
他の種類も続々出てきますしねえ…。
2010/5/13(木) 午後 9:37　weaponshouwa