カナブン玉

カナブン玉
2010/3/25(木) 午前 2:22
 
 
 
 寒い。
 
 関東でも桜の開花宣言が出てしばらくたつが、仙台はあくまで寒い。
 外でカメラを構えて30分もすると、体がガタガタ震えて歯の根も合わないほど。
 レンズが備えるせっかくの手ぶれ補正=VRを、体の震えが逆補正してしまうのだから笑うしかない。
 
 鳥が続いたので、夏の虫でも…。
 
 
 
 
イメージ 1
 
 
 
 カナブン3種と、右にカブトムシ。
 2009年8月16日、宮城県。 いつもの水没林。
 
 ここはお盆を過ぎても樹液周りの甲虫が豊富で、ミヤマクワガタも二度目の発生ピークを迎える。
 他の採集者が楽に廻るポイントでは、さすがに虫の数は減ってしまうようだが。
 少し外れた、「こんな所を入って虫なんか採れんのか?」という場所に、自分だけのポイントを見つけておくと、観察が楽だ。
 
 同じ高さを取り巻くようについているのが面白い。シロスジカミキリが産卵時に木の幹をリング状にかじり、そこから点々と滲み出た樹液に甲虫が集まると、こういう並び方になるようだ。
 
 
 
 
 
イメージ 2
 
 
 
 
 一点の樹液の出方と発酵状態が良いと、こうしてバーゲン会場のような様相に。全てシロテンハナムグリ
 2009年7月12日。水没林とは別の、若いヤナギ林で。65mmを楽に超える大ノコギリが、たくさん取れた場所で。
 
 若くて幹の柔らかいヤナギの林にはノコギリクワガタが。
 同じヤナギでも少し樹高が出て日陰を作り、涼しくなり始めたポイントにはミヤマクワガタが多いように感じる。
 
 大型の個体を狙うなら、その種類の個体数が多い場所を探すと割が良いようだ。
 単純にサイズの抽選回数が増えるという事も一つ。
 
 それ以上に、優良な餌場で他の個体を蹴散らしている、その森のチャンピオンに出会う確率が高くなるという事が重要だろう。
 
 
 
 旧ブログより↓
 
こんばんは^^
敢えてVRをOFFにして撮ってみる、というのは?(笑)
カナブンの3種同時目撃は未だ未体験ですわ、そういえば。
私にとっては珍しい光景、という感じです。
シロテン団子?もスゴイですな…。
この7頭のうち、実は兄弟ですって個体は何頭何組居るんだろう…。
2010/3/25(木) 午後 11:52 gibachinamazu
 
 
実は、クロカナブンはまだ自然状態では見た事がないです。
3種同時というのは、おもしろいですね~
2010/3/26(金) 午前 0:56[ ヒヨドリ ]
 
 
相殺の片因を無くせば、確かに、そうですが…
寒い所に弱い自分を再認識させられました。
うまくすると、これにシロテンと、さらにアカマダラハナムグリが混じったり。シラホシとムラサキツヤの2種も、少ないながら来ている事があります。
クワガタ抜きでも、樹液周りは寂しさと無縁ですね。
シロテンの集団は、大きくなるとやや怖いですね。
この時も、順番待ちの個体が周りを飛んでいたので、よほど美味い樹液なんでしょう。
そろって褐色に近いので、血は近いかもしれませんね。
2010/3/26(金) 午前 1:40 weaponshouwa
 
 
ヒヨドリさん、こんばんは。
私が見る場所では、クロカナブンのピークは他種より遅め。
虫採りが熱い時期よりも遅れて出てくるようなので、今年はあえてお盆くらいに山を見てみるのはどうでしょう。
他種よりも一回り大きく、漆塗りのように光る異色のカナブンです。
一色増えると、樹液周りの印象が違って見えますね。
2010/3/26(金) 午前 1:54 weaponshouwa