軌道から遠く

軌道から遠く
2011/4/3(日) 午後 3:29
 
 
 
 
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 宮城県の海沿いをなぞる様に見てきた。
 
 型の大小を問わず、裏返った車や打ち上げられた船舶をどこでも目にしたが、駅のターミナルが波の直撃を受けた女川では 数箇所で電車の車両が流されていた。
 
 
 
 
 
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 津波第一波の威力を長い横腹に受けて流され、その後の波の押し引きによる漂流物が絡んだ様子がわかる。
 
 どの車両にも車輪のユニットが欠けており、幾つかは付近に転がっていた。
 
 
 
 
 
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 運転席の様子。
 
 地面や瓦礫と衝突して車体が歪み、計器類の扉やカバーが割れたり外れたりしている事が多い。
 
 
 
 
 
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 女川の街を見下ろす高台の墓地に電車が突っ込んでいた。
 
 クレーン車などの重機が何台で掛かっても、このままの形で車両を退かすのは難しいだろう。
 そもそも重機の足場や搬入のスペースが周囲に全く無いので、やはり小さく切り分けて撤去する事になりそうだ。
 
 遠くに車の音が聞こえるだけで、ひどく静かだった。
 
 
 
                                         2011年3月30日   宮城県女川町。
 
 
 
 旧ブログより↓
 
凄惨な光景に言葉がありません... 復興までにはかなりの時間がかかることでしょう。でも、我々もできうる限りの協力・支援を惜しまないつもりです。素直な気持ちとして、一歩ずつでも前進して欲しいです。
2011/4/3(日) 午後 4:28 ハル
 
 
まだそちらの方まで行く気持ちになれません。
恐怖が先に立ってしまって…。
2011/4/3(日) 午後 5:28 ひさ@くわがた
 
 
はじめまして・・・
とてもひどい様子ですね・・・バスが無残な姿になっていますし
お墓までもが・・・とてもかわいそうです・・・
早く余震が終わってほしいです・・・
2011/4/3(日) 午後 9:12[ moon ]
 
 
ハルさん、こんばんは。
言うまでも無く、短期的に引っ繰り返せる状況ではありませんね。
仰るように一歩ずつ。
現状まだ踏み出せていない一歩目を踏み出すために、実質的な支援が必要だろうと思います。
もっと組織立った支援活動が出来るといいと思うんですが…。
2011/4/3(日) 午後 10:52 weaponshouwa
 
 
ひささん、こんばんは。
私個人としては 機会があれば見ておくべきと考えていますが、直接見ないで済むのならテレビで情報を仕入れるだけにしておいた方が とも思います。
各自の性分というものと考え合わせて、ですね。
2011/4/3(日) 午後 11:07 weaponshouwa
 
 
moonさん、はじめまして。
ちょっと信じがたい事ですが、お墓に突っ込んでいるのは電車なんです。
よく見ると画面奥の三角屋根の建物の所に、もう1両ちぎれた車両が引っかかっているのが見えます。
ずっと奥の海側から流されてきたんですね。
仙台でも一日に何度か余震を感じます。
どうしても、11日の本震を思い出して身構えてしまいますよね。
2011/4/3(日) 午後 11:19 weaponshouwa
 
 
元来浮力を得ている船と違いますから、墓地に打ち揚げられた列車には驚きを隠せません。
相当の押しの強さがあったのだろうな、と感じさせられます。
最後の画像の背景に黒々と広がる濁流を考えると寒気がしますね…。
昨日、閖上まで行きましたが、波の高さではなく広さがもたらした光景に愕然としました。
2011/4/4(月) 午後 8:58 gibachinamazu
 
 
義蜂さん、こんばんは。
そうなんですよね。
水に浮かぶように出来ている船舶が、持ち上がった水面上を流されて移動するのは何とか想像できるですが。
連結器も簡単に千切れ飛んでしまって、一両は建物と瓦礫に挟まれて潰れ、もう一両は見ての通りずっと高い位置の墓地に。
お墓の様子を見に来る人は、この車両の下をくぐらないと奥に行けないので恐ろしい事この上無いんですよね…。
2011/4/5(火) 午後 11:37 weaponshouwa