シナガチョウと新顔

シナガチョウと新顔
2010/11/11(木) 午後 6:29
   
 
 北環状線を少し外れ、水の森キャンプ場の隣に丸田沢堤という池がある。
 そろそろハクチョウが来ているのではないかと思って行ってみたが、まだ姿を見ず。
 
 代わりに、というのでもないが、通年残留組の鳥がいた。
 
 
 
 
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 シナガチョウ。
 声が大きいので、遠くにいてもわかる。
 
 
 
 
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 たくさんのオナガガモを従えるようにして、水面に浮かんでいる。
 
 左側にはアヒルも1羽混じっている。
 
 
 
 
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 サカツラガンを改良して造られたのが、このシナガチョウ。
 
 前頭部の大きなコブが目立つが、これは原種のガンには見られない。
 改良の過程で、面白そうな特徴として残され固定されたものだろうか。
 
 
 
 
イメージ 4

 
 
 長い首が、上下によく動く。
 思わせぶりな表情。
 
 
 
 
 
イメージ 5

 
 
 完全にSの字。
 
 確かにシナガチョウ、頭文字S。
 これは無言の自己紹介なのか。
 
 
 
 
 
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 こうして頭を下げて寄って来るのは、ごはんを下さいの表明。
 
 以前はそっくり同じようなコブのある2羽を見たが、今回はコブのある大きな個体と、小柄でコブが未発達の個体の組み合わせ。
 
 親子だろうか。
 それとも別種、というか原種のサカツラガンがよそから現れたのだろうか。
 
 コブの立派な個体が常に人の前に出て、小さな個体を守っているように見える。
 小さい方の脚には、「97」の数字が表示されたリングが付けられていた。
 
 
 
 
 
 
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 狙った訳でもないのだが、撮ってみるとなぜか右向きばかり。
 よほど右の横顔に自信があるのか。
 
 もとは誰かが置いて行ったものらしいが、コブ無しの新顔がいたのだから、ここで増えているのだろうか。
 東京でも、杉並区の善福寺公園に住み着いているシナガチョウは有名で、結構あちらこちらの池に捨てられているようなのである。
 
 
 出自に依らず、頑張って生き抜く生き物は健気。
 ペットの放棄はいけない事。
 
 この鳥にどう接したものか、少々迷う。
 
 
 
                               2010年11月7日   仙台市泉区上谷刈 丸田沢堤。 
 
 
 
 
 旧ブログより↓
 
蝶の写真だと思って開けたらガチョウでした!
面白い顔ですね。人間が改良した鳥だのに野生化しているのでしょうか。
2010/11/11(木) 午後 8:36 とらねこ
 
 
去年までは、コブのある二羽だったはずが、
一羽にコブが無い!!
この一年間で、何があったのだろうか(?)
2010/11/11(木) 午後 10:19 東北の温泉バカ
 
 
こんばんは^^
コブと嘴を顔面に溶接したような感じに見えますね^^;
水の森に暮らし始めた理由は人間の身勝手に要因もあるのでしょうけど、
とりあえず健気に暮らして居られているのは幸いですね。
97足環付きの個体って、何のための個体識別なのだろう。
「ポイント97」とかされている場所で一度捕獲されているのかしら。
2010/11/11(木) 午後 10:40[ Sakazuki ]
 
 
とらねこさん、おはようございます。
ここで「~チョウ」と言ったら大概は蝶ですからね…。
シナガチョウは、サカツラガンを原種として食肉用に改良されたものだそうです。
コブを喰う訳でもなさそうなので、これは装飾というかオマケみたいなものでしょうか。
このコブが、表情に絶妙なアクセントを加えてますよね。
2010/11/12(金) 午前 7:21
 
 
Kenさん、おはようございます。
そうなんですよね。
春に見た時までは、双子のようにそっくりなコブ付きが2羽で泳いでいたんですが、片方はいなくなっちゃったのかな。
今回もてっきりあの2羽がいるかと思っていたら、片割れにコブが無いので驚きました。
新顔はガンじゃないかと思ってます。
2010/11/12(金) 午前 7:30 weaponshouwa
 
 
Sakazukiさん、おはようございます。
生きてる鳥の顔としては、面白すぎる造形ですね。
海外だと、サイチョウなんかは凄い顔してますけど。
もしかしたらコブ無しのほうは野生のサカツラガンで、渡りのルートなんかを調べるために脚輪が着けられているんじゃないかと思ってました。
よく見るとコブが無いだけでなく、クチバシ全体が長いような気がするんですよね。
子供のガチョウだったら、残念祝いでえびせんあげに行ってきます。
2010/11/12(金) 午前 7:42 weaponshouwa